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「ゴルフ大全」(マイケル・ホッブス編)

第3章 偉大なる男たち

 

あの小さな巨人 〜(2)

 

どのクラブであれ、感動的なほど見事なポイントは、

彼が言うところのヒッティングゾーンにある。

 

その瞬間、ヘッドは信じられないほど速く通過し、

ボールのど真ん中を打ち抜き、

ヘッドはすぐ上昇せず低く遠くまで走ってから、

ようやくフィニッシュに向かって美しく円を描くのであった。

 

彼の体内には信じられないほどのパワーが蓄えられていた。

もし本気で飛ばすつもりなら、

彼は570ヤードのロングホールを2打で乗せることも出来た。

 

しかし、リスクが伴うショットには意味がないと提唱する彼のこと、

無謀な攻めには常に消極的だった。

 

思い返してみると、彼はアイアンの名手であり、

とくにロングアイアンの正確さでは空前だったと気づくのである。

 

例えば全英オープンの72ホール目、

私は最終グリーンの後ろで彼のショットを見ていた。

 

左サイドのOBゾーンを巧みに避けながら、

彼は見事なショットをピンの右8ヤードのところにピタリと着地させた。

 

すると近くにいた誰かが言った。

「彼は今日、もの凄くショットが曲がっているではないか!」

 

それは冗談交じりの真実だった。

ピンから8ヤードも離れていれば、ベン・ホーガンにとってミスショットなのである。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

凄い人が、いるもんですね。

 

 


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  • 2018.10.17 Wednesday
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