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ヤスさんの「ゴルフ礼記」(鈴木康之)

まだまだ

 

教え上手か 教わり上手か

 

レッスンはコミュニケーション 〜(1)

 

いい先生との出会いがあると幸せだ、というのは学校だけに限らない。

ゴルフにおいてもいえることである。

 

ゴルフは現代のお稽古ごとのひとつである。

なかなか終了証を頂けないお稽古事ではあるけれど。

 

かつて私の先生は伊藤栄三プロであった。

 

JPGA会員で、はじめっから大学での専攻である運動生理学を礎にした

ティーチングプロの道を志向してきたというスペシャリストである。

 

引っ越した家の近くの練習場で伊藤プロを見かけた。

 

前の家のほうで通っていた演習場のプロ(とやら)に失望していたので、

数カ月間は、顔つきや言葉づかい、実際のスウィングや教え方などを観察していたが、

ある朝レッスンを申し込んでみた。

 

その初回がたいへん印象的だった。

 

プロはこういったのだ。

「レッスンには3種類あるんです。

1つはいま打っているボールの曲がりを直すレッスンです。すぐ直ります。

しかし夕方もう一度ここへきて打ってみると、また曲がります。

2つ目は来週のコンペのためのレッスンです。

レッスンではいつもよりいいスコアで回れるようにできます。

しかし再来週のコンペではまた大叩きするでしょう。

3つ目は、いますぐにはよくなりませんが、スウィングを基本から覚えていき、

いずれは自分で自分をレッスンできるようになるレッスンです。

あなたはどのレッスンをお望みかということになるわけです」

 

1つ目と2つ目の、

いわば、頓服薬のようなレッスンを望むニーズがあってもおかしくはない。

 

ただし、レッスン客の望みがそうではないのに、プロのほうが1つ目のレッスンを施し、

マジックをかけるように直してみせ、

「ほらね」と言わんばかりの(TV番組にあるような)教え方はいかがかと思う。

 

私はのっけから伊藤プロの理屈が気に入って「3つ目ので、ひとつよろしく」と頼んだ。

 

プロは「プロショップにも気軽に遊びに来てください。

いろいろ話したり聞いたりしながらレッスンを進めていくのがいいですから」

と自分の店の地図を描きながら、こういったのである。

 

「レッスンっていうのは、結局コミュニケーションですから」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

続きます。

 

 

 

 


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  • 2018.08.18 Saturday
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