第3章 ショートゲームでスコアを作る
14 スコアメイクの必需品、転がしアプローチ 〜(1)
藍がアメリカに渡って成長したことの一つに、
アプローチの球筋が増えたという点が挙げられます。
アプローチの球筋が増えれば、どんな所からでも寄せられるようになります。
これは、世界のトップレベルでも、
一般のアマチュアゴルファーでもまったく同じことが言えます。
何度も繰り返してきたように、宮里流のゴルフではSWやPWを使って、
腰から腰の振り幅でボールを上げて止める30ヤードアプローチがすべての基本。
これは、スウィングの基本を体に覚え込ませるという目的もありますが、
難しい上げるアプローチを先にマスターさせる方が重要と考えたからです。
上げるのが出来れば、転がすのは簡単。
そして、転がしのアプローチはやはりミスも少ないですし、カップに入る確率も高い。
基本の30ヤードアプローチが習得出来たら、
次に身に着けるべきは転がしのアプローチがいいでしょう。
アプローチでは落としどころのイメージが重要であるというお話をしましたが、
転がしの場合は落としどころのイメージは必要ありません。
それよりボールからカップまで全体の距離のイメージを体にインプットし、
インパクトの力加減で転がしていく作業を行うことが必要になってくる。
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やっぱり、転がしですね。