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  • 2019.05.18 Saturday
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「破滅の王」(上田早夕里)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「上田早夕里」の『破滅の王』です。

 

ひとりの科学者の絶望が生み出した治療法皆無の細菌兵器。

その論文は分割され、英・仏・独・米・日の大使館に届けられた。

 

1943年上海。

かつては自治を認められた租界に、各国の領事館や銀行、

さらには娼館やアヘン窟が立ち並び、

「魔都」と呼ばれるほど繁栄を誇ったこの地も、

太平洋戦争を境に日本軍に占領され、かつての輝きを失っていた。

上海自然科学研究所で細菌学科の研究員として働く宮本は、

日本総領事館から飛び出され、

総領事の菱科と南京で大使館附き武官補佐を務める灰塚少佐から

重要機密文書の精査を依頼される。

その内容は驚くべきものであった。

「キング」と暗号名で呼ばれる治療法皆無の細菌兵器の詳細であり、

しかも論文は、途中で始まり途中で終わる不完全なものだった。

宮本は治療法の製造をまかされるものの、それは取りも直さず、

自らの手で細菌兵器を完成させるということを意味していた・・・。

 

太平洋戦争末期の中国・上海での出来事です。

今回もまた、ちょっとは知ってる、ほとんど知らない・・・時代でした。

 

結局、日本軍は、侵略戦争に明け暮れていたってことですね。

平和ボケの今に時代にこそ、いろいろ知らなければならないのでしょう・・・。

 

 


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