「鳩の撃退法(上)」(佐藤正午)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「佐藤正午」の『鳩の撃退法(上)』です。

 

「あんたが使ったのは偽の一万円札だったんだよ」

かつての売れっ子作家・津田伸一は、いまは地方都市で暮らしている。

街で古書店を営んでいた老人の訃報が届き形見の鞄を受け取ったところ、

中には数冊の絵本と古本のピーターパン、それに3千万円を超える現金が詰め込まれていた。

転がり込んだ大金に歓喜したのも束の間、思いもよらぬ事実が判明する。

偽札の動向には、一年前に家族3人が失踪した事件など、

街で起こる騒ぎに必ず関わっている裏社会の”あのひと”も目を光らせていた。

 

なんか、読み難くてまいりましたが、

取り敢えず<上巻>を読み切ったので、<下巻>にもチャレンジしてみます。

 

 


「花ひいらぎの街角」(吉永南央)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「吉永南央」の『花ひいらぎの街角』です。

 

贈り物は、活版印刷で造った本

 

コーヒー豆と和食器の「小蔵屋」店主・お草さんがふと思い立った、心躍る計画。

やがて過去の事件の記憶を揺さ振って・・・。

 

花の香りのイメージに重なる美しい人。

彼女が、あの荒れたマンションを最後の場所に選ぶだろうか・・・。

活版印刷の職人・晴秋の妻の死に違和感を抱くお草。

 

なんか、ほんわりとしたいい感じの話でした。

 

小さな街での出来事・・・どこかで読んだ気がしますが・・・。

ちょっとスケールが・・・エンターテイメントの好きな私には、ちょっと不満ですが・・・。

 

 


「人生教習所」(垣根涼介)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「垣根涼介」の『人生教習所』です。

 

Have a nice life ! ・・・転んでも泣いても

 

東京から遥か1000km南の小笠原で謎めいた啓発セミナー。

そこに集まった”人生の落ちこぼれ達”を、待ち受けていたものは!?

 

記憶の中でひときわはっきりしているのが、

それまでずっと校庭にはためいていた星条旗が下げられ、

代わりに日章旗が掲げられた、あの返還の日です・・・。

 

ひきこもりの休学生、南米へ逃亡していた元ヤクザ、

何をやってもダメな女性フリーライターなど・・・

人生に落ちこぼれた人間たちが目にした「人間再生セミナー 小笠原塾」の募集広告。

 

一体、主催者の目的は何なのか?

遥かなる小笠原諸島で、彼らを待ち受けていたのは、

自分たちが知らなかった日本と世界、そして美しい自然。

 

今、彼らの中の「なにか」が変わり始めた・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

私も、そうでしたね。

 

一度行ったことはありましたが、

小笠原の成り立ちなんて全然知らなかったし、その歴史なんて・・・。

 

元々、アメリカ・カリフォルニア州だったことさえ知らなかった。

ちょっと、恥ずかしいですね・・・ほんとに・・・。

 

 


「銀河鉄道の父」(門井慶喜)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「門井慶喜」の『銀河鉄道の父』です。

 

天才の父は大変だ!

父でありすぎる父と、夢を追い続けた息子

 

岩手県をイーハトーブにし、銀河に鉄道を走らせた宮沢賢治。

生涯夢を追い続けた賢治と、父でありすぎた父・政次郎との対立と慈愛の月日。

 

宮沢賢治は祖父の代から続く富裕な質屋に生まれた。

家を継ぐべき長男だったが、賢治は学問の道を進み、理想を求め、創作に情熱を注いだ。

 

勤勉、優秀な商人であり、地元の熱心な篤志家でもあった父・政次郎は、

この息子にどう接するべきか苦悩した・・・。

 

宮沢賢治の著書については、少しながら知識もありましたが、

その生い立ちなどについては全然知りませんでした。

 

父の視点から話を進めるというのもちょっと新鮮で、楽しめました。

 

それにしても東北など寒い地方は、それだけで大変だと改めて思いました。

私にはとても無理そうです。

 

 


「火定(かじょう)」(澤田瞳子)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「澤田瞳子」の『火定(かじょう)』です。

 

数え切れぬほどの死の中にあってこそ、

たった一つの命は微かなる輝きを放つ。

 

世の僧侶たちは御仏の世に少しでも近づかんとして、

ある者は自ら燃え盛る焔に身を投じるという。

もしかしたら都を荒れ野に帰るが如き病に焼かれ、

人としての心を失った物に翻弄される自分たちもまた、

この世の業火によって生きながら火定入滅を遂げようとしているのではないか。

 

人間の光と闇、絶望の果てに待ち受けるものとは

 

時は天平。

藤原四兄弟をはじめ、寧楽の人々を死に至らしめた天然痘。

疫病の蔓延を食い止めようとする医師たちと、偽りの神を祀り上げて混乱に乗じる者たち・・・。

 

生と市の狭間で繰り広げられる壮大な人間絵巻

 

上記の解説で、ほぼ分かってしまいますね。

疫病である天然痘に挑む医師たちの物語ですね。

 

なかなか力の入った、いい話なので、ぜひ読んでみて下さい。

お勧めしておきます。

 

 


「彼方の友へ」(伊吹有喜)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「伊吹有喜」の『彼方の友へ』です。

 

友よ、最上のものを。

戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いて・・・。

 

「あの人は、生きててくれたの?」

平成の老人施設でまどろむ佐倉波津子に手渡された可憐な箱は、

70余年の歳月をこえ届けられたものだった・・・。

 

「本づくり」「雑誌づくり」って、なんか、魅力を感じます。

それにしても、やっぱ、戦争は反対だなと、今更ながらに思います。

 

 


「ホワイトラビット」(伊坂幸太郎)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

その夜、街は静かだった。

高台の家で、人質立てこもり事件が起こるまでは。

 

SIT(特殊捜査班)に所属、宮城県警を代表する優秀な警察官も現場に急行し、

交渉を始めるが・・・。

逃亡不可能な状況下、息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)

愛が交錯し、緊張感はさらに増大!

 

ってことなんですが・・・。

著者の作品は何冊も手にしましたが、最後まで読めませんでした。

 

今回も、半分くらいで挫折しました。

なんか、合わないんですね・・・感性がっていうのか・・・。

 

 


「スチール・キス」(ジェフリー・ディーヴァー)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「ジェフリー・ディーヴァー」の『スチール・キス』です。

 

リンカーン・ライムが刑事事件からの撤退を決意した。

原因はバクスターという男の死だった。

ライムの徹底した捜査の結果、重罰を科されることになったバクスターは自殺を遂げた。

捜査に間違いはなかったが、しかし・・・。

そんな疑念がライムを捕らえたのだった。

だから連続殺人犯を追うアメリア・サックスはライムの助けを借りることが出来ない。

そしてライムは、民事訴訟の調査依頼を引き受ける。

それはサックスの目の前で起きた痛ましいエスカレータ事故の訴訟だった。

 

やっぱり著者の作品は面白いですね。

なんといっても”スピード感”が、たまりません。

 

 


「盤上の向日葵」(柚木裕子)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「柚木裕子」の『盤上の向日葵』です。

 

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、

かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。

それから4ヵ月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。

向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦の会場だ。

世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは・・・。

 

実業界の寵児で天才棋士。

本当にお前が殺人犯なのか?

 

山中で発見された白骨死体。

現場に残された唯一の手掛かりは伝説の名駒だった。

そして今、二人の刑事が将棋の聖地・天童に降り立つ・・・。

 

今、麻雀ゲームにちょっとだけ嵌っているだけに、将棋というのが、興味深いですね。

っていうか、藤井?段の活躍もあって、ちょっとしたブームにもなっているので・・・。

 

ミステリーなので、余計なことは書けませんが、

すっごく面白いので、読んでみて下さい、お勧めです。

 

 


「サクリファイス」(近藤史恵)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「近藤史恵」の『サクリファイス』です。

 

優れた小説は、その題材にまで読者の興味を引っ張っていくものです。

「ツール・ド・フランス」すら知らなかった僕は、

気付けば新聞のテレビ欄をめくり、ロードレースの中継を探していました。

それはひとえに作品の力であり、競技の魅力でもありますが、

テーマと題材がここまで不可分に一致した例を、他に知りません。

タイトルの意味「犠牲」が示す通り、爽やかなだけの物語ではありませんし、

最後に渡されるバトンは、とても重いものです。

なのに、読後の印象は前向きで、とても清々しい。

色々と申し上げましたが、言いたいことはシンプルです。

とにかく読んでみて下さい。絶対に損はさせません!

決して長くないこの厚みの中で、これだけの感動と物語を描き出すことが出来るのか!

と、きっと驚かれることと思います。

 

犠牲(サクリファイス)という名の、”アシスト”の仕事は、

何となくは分かっていたのですが、この物語でしっかりと分かりました。

 

”アシスト”をしっかりこなす人、そしてそれを乗り越えて”優勝”を目指す人。

ロードレースにも、興味がわいてきましたね。

 

 


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