「火定(かじょう)」(澤田瞳子)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

 

今回は、「澤田瞳子」の『火定(かじょう)』です。

 

数え切れぬほどの死の中にあってこそ、

たった一つの命は微かなる輝きを放つ。

 

世の僧侶たちは御仏の世に少しでも近づかんとして、

ある者は自ら燃え盛る焔に身を投じるという。

もしかしたら都を荒れ野に帰るが如き病に焼かれ、

人としての心を失った物に翻弄される自分たちもまた、

この世の業火によって生きながら火定入滅を遂げようとしているのではないか。

 

人間の光と闇、絶望の果てに待ち受けるものとは

 

時は天平。

藤原四兄弟をはじめ、寧楽の人々を死に至らしめた天然痘。

疫病の蔓延を食い止めようとする医師たちと、偽りの神を祀り上げて混乱に乗じる者たち・・・。

 

生と市の狭間で繰り広げられる壮大な人間絵巻

 

上記の解説で、ほぼ分かってしまいますね。

疫病である天然痘に挑む医師たちの物語ですね。

 

なかなか力の入った、いい話なので、ぜひ読んでみて下さい。

お勧めしておきます。

 

 


「彼方の友へ」(伊吹有喜)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

 

今回は、「伊吹有喜」の『彼方の友へ』です。

 

友よ、最上のものを。

戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いて・・・。

 

「あの人は、生きててくれたの?」

平成の老人施設でまどろむ佐倉波津子に手渡された可憐な箱は、

70余年の歳月をこえ届けられたものだった・・・。

 

「本づくり」「雑誌づくり」って、なんか、魅力を感じます。

それにしても、やっぱ、戦争は反対だなと、今更ながらに思います。

 

 


「ホワイトラビット」(伊坂幸太郎)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

 

その夜、街は静かだった。

高台の家で、人質立てこもり事件が起こるまでは。

 

SIT(特殊捜査班)に所属、宮城県警を代表する優秀な警察官も現場に急行し、

交渉を始めるが・・・。

逃亡不可能な状況下、息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)

愛が交錯し、緊張感はさらに増大!

 

ってことなんですが・・・。

著者の作品は何冊も手にしましたが、最後まで読めませんでした。

 

今回も、半分くらいで挫折しました。

なんか、合わないんですね・・・感性がっていうのか・・・。

 

 


「スチール・キス」(ジェフリー・ディーヴァー)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「ジェフリー・ディーヴァー」の『スチール・キス』です。

 

リンカーン・ライムが刑事事件からの撤退を決意した。

原因はバクスターという男の死だった。

ライムの徹底した捜査の結果、重罰を科されることになったバクスターは自殺を遂げた。

捜査に間違いはなかったが、しかし・・・。

そんな疑念がライムを捕らえたのだった。

だから連続殺人犯を追うアメリア・サックスはライムの助けを借りることが出来ない。

そしてライムは、民事訴訟の調査依頼を引き受ける。

それはサックスの目の前で起きた痛ましいエスカレータ事故の訴訟だった。

 

やっぱり著者の作品は面白いですね。

なんといっても”スピード感”が、たまりません。

 

 


「盤上の向日葵」(柚木裕子)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「柚木裕子」の『盤上の向日葵』です。

 

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、

かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。

それから4ヵ月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。

向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦の会場だ。

世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは・・・。

 

実業界の寵児で天才棋士。

本当にお前が殺人犯なのか?

 

山中で発見された白骨死体。

現場に残された唯一の手掛かりは伝説の名駒だった。

そして今、二人の刑事が将棋の聖地・天童に降り立つ・・・。

 

今、麻雀ゲームにちょっとだけ嵌っているだけに、将棋というのが、興味深いですね。

っていうか、藤井?段の活躍もあって、ちょっとしたブームにもなっているので・・・。

 

ミステリーなので、余計なことは書けませんが、

すっごく面白いので、読んでみて下さい、お勧めです。

 

 


「サクリファイス」(近藤史恵)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「近藤史恵」の『サクリファイス』です。

 

優れた小説は、その題材にまで読者の興味を引っ張っていくものです。

「ツール・ド・フランス」すら知らなかった僕は、

気付けば新聞のテレビ欄をめくり、ロードレースの中継を探していました。

それはひとえに作品の力であり、競技の魅力でもありますが、

テーマと題材がここまで不可分に一致した例を、他に知りません。

タイトルの意味「犠牲」が示す通り、爽やかなだけの物語ではありませんし、

最後に渡されるバトンは、とても重いものです。

なのに、読後の印象は前向きで、とても清々しい。

色々と申し上げましたが、言いたいことはシンプルです。

とにかく読んでみて下さい。絶対に損はさせません!

決して長くないこの厚みの中で、これだけの感動と物語を描き出すことが出来るのか!

と、きっと驚かれることと思います。

 

犠牲(サクリファイス)という名の、”アシスト”の仕事は、

何となくは分かっていたのですが、この物語でしっかりと分かりました。

 

”アシスト”をしっかりこなす人、そしてそれを乗り越えて”優勝”を目指す人。

ロードレースにも、興味がわいてきましたね。

 

 


「SHOE DOG」(フィル・ナイト)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「フィル・ナイト」の『SHOE DOG』です。

 

フィル・ナイト 世界最高のブランド「ナイキ」を創った男

 

読者は素晴らしい学びを得るだろう。驚愕の物語だ。ビル・ゲイツ

フィル・ナイトは天性のストーリー・テラーだ。ウォーレン・バフェット

 

「ナイキ」の”起業”の物語です。

 

楽しさより、苦しさの方が多いようで、

”靴造り”が本当に好きでないと、なかなか、出来ることじゃあないですね。

 

それにしても、この分野、日本が頑張っていたのはあまり知りませんでした。

 

そもそもは、オニツカ・タイガーの販売から入ったフィル・ナイトだったし、

「ナイキ」を後押ししていたのが「日商岩井」だったなんて・・・。

 

 


「光」(三浦しをん)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「三浦しをん」の『光』です。

 

島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。

ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。

島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは二人だけの秘密になった。

それから20年。妻子とともに暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。

信之は、美花を再び守ろうとするが・・・。

 

殺人者の話ですが、なんとなく味方になろうとしてしまいます。

なんか、変な感じにさせられる物語ですね。

 

 


「インフルエンス」(近藤史恵)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「近藤史恵」の『インフルエンス』です。

 

誰にも知られてはいけない。

私たちが繋がっていることを・・・。

 

3人の少女を巻き込んだ不可解な事件

 

由梨、真帆、里子。

大人になった3人の人生が交差した時、衝撃の真実が見える。

 

「あのね。よく聞きなさい。昨日、団地で男の人が殺されたの」

知っている。わたしが殺したのだ。

母は続けてこう言った。

「警察に里子ちゃんが連れていかれたの」

 

なんか、不思議な話で、ついつい読み続けてしまいました。

いつもとちょっと違う感じ・・・が、いいですね。

 

 


「たゆたえども沈まず」(原田マハ)

最近読んだ本を紹介するコーナーです。

 

今回は、「原田マハ」の『たゆたえども沈まず』です。

 

1886年、栄華を極めたパリの美術界に、

流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。

彼の名は、林忠正。

その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、

放浪の末、パリにいる画商の弟テオドルスの家に転がり込んでいた。

兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。

そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出す・・・。

 

19世紀末、パリ。

浮世絵を引っ提げて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。

日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、孤高の兄を支えたテオ。

四人の魂が共鳴したとき、あの傑作が生まれ落ちた・・・。

 

芸術って、芸術家って、大変ですね。

結局、生きている間には、世の中に受け入れられなかったゴッホでしたから。

 

先を行き過ぎていた、ってことなんですかね。

凡人の私には全然わからない世界です。

結果がすぐに出ないと・・・・・。

 

 


calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM