そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

大きく振れば距離があっても平気 〜(2)

 

そこが分かっていながら、

藍はいまひとつ思い切って手首を折ることが出来なかった。

 

体に染みついた左手甲は折ってはいけない、

というイメージが強すぎたからです。

 

ところがアニカは手首を非常に柔らかく使ってバンカーを処理したのです。

 

「お父さんが言っていたのはこのことだったのか」

と藍もその時納得したのだと思います。

 

アニカから学んだのはそれだけではありません。

 

それまでの藍は、

距離がある場合でもフォローを大きく出すということが出来ていませんでした。

 

とにかく球を外に出すことばかり考えて、腕が縮こまっていた。

 

ところがアニカのバンカーショットを見ると、

まるでフルショットのようにフォローでクラブを大きく振り上げている。

 

「フルショットの形まで振っていいんだ」というのは、

藍にとって新鮮な驚きだったようです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「左手甲を折る」ですね。

やってみたいなあ。

 

続きます。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

大きく振れば距離があっても平気

 

さて、今ではもうずいぶん昔の話に感じますが、03年のニチレイカップワールドレディスのとき、

当時の世界No.1、アニカ・ソレンスタムと藍がバンカー練習場で一緒になるチャンスがありました。

 

そのとき、私は藍に「自分の練習よりも、アニカの練習を見てごらん」と言いました。

まさに、百聞は一見にしかず。

 

それまで私がずっと藍に言ってきたけれど、本人が理解し切れていなかった部分を、

アニカがそのとき実践していたのです。

 

まず第一に、バックスウィングでの手首の使い方。

 

藍はもともとオーバースウィングを嫌うため、通常のショットでは手首を固め、

左手甲を真っ直ぐ平らにするトップにこだわってきました。

 

これは通常のスウィングでは重要な基本です。

しかし、コースに出れば基本を度外視しなければいけない部分もある。

バンカーがまさにそうでした。

 

バンカーでは、トップで左手甲を甲側に折る、つまりオープンフェースにした方が、

サンドウェッジのバウンスは生かしやすくなります。

 

開けばそれだけ、インパクトでソールを砂に打ちつけやすくなりますからね。

これは基本には沿わないが、クラブの性能を100%活用するには非常に良い方法です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これは、やってみる価値がありそうですね。

 

続きます。

 

 


「そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

この項では、バンカーショットについて解説していきたいと思います。

アマチュアの方が非常に嫌がるのがこのバンカー。

 

練習環境もありませんし、セカンドショットをバンカーに入れたら、

ほぼボギー確定と考える人も多いはずですが、

基本をしっかり身に着ければ、そこまで怖れることはありません。

 

是非しっかりと頭に入れていただきたいと思います。

まずは基本の構え方、打ち方から。

 

バンカーは一にも二にも脱出することが先決です。

 

幸い、SWには砂にめり込まないようソールに大きなバウンスが付いていますから、

その機能を上手に使う必要があります。

 

そのためには、下手な小細工をせずにフェースを開くこと。

フェース面を真上に向ける感じがいいでしょう。

それにより、ソールが滑りやすくなります。

 

ボールは真ん中よりもやや左足に置き、オープンに構えます。

 

普通アイアンのボール位置は体の中心ですが、バンカーでは最下点で砂をヒットし、

わざとダフらせてボールの手前にヘッドを潜り込ませたい。

 

その分ボールは5〜10cm左に置くのです。

 

アドレスでは膝にゆとりを持たせ、

ハンドダウンにして、ダフりやすい構えを作っておきます。

 

あとは大きなバックスウィングでゆっくり上げ、ゆっくり下ろす。

また、確実にダフらせるためにも早めのコックでクラブを鋭角に上げるのもポイントです。

 

そうしてボールの手前の砂をヒットしたら、今度はすぐまた鋭角にクラブを振り上げる。

で、フィニッシュまで振り抜けば、バンカーから必ず一度で脱出できます。

 

軌道がゆるやかなU字ではなく、角度のきついV字のイメージですね。

もちろん、インパクトでゆるまないことも大切。

 

以上がバンカーショットの基本中の基本です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

う〜ん、何度も教えてもらっていますが、なかなか・・・。

 

もう一度、原点に戻ってやってみましょう。

”必ず一度で脱出できます”って言うのだから・・・・・。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

14 スコアメイクの必需品、転がしアプローチ

 

球筋を打ち分けると感性が磨かれる 〜(2)

 

次は一気に上級編。

 

優作が得意とする、上げて止めるロブショットです。

これを打つ時は球が浮いているライであることが絶対条件。

 

最初にインパクトで球を拾いやすいように、

アドレスではバックフェースが地面にべったりとつくくらいにフェースを開いて構えます。

 

スタンスはオープン、体重配分は5.5対4.5の割合で右足重心です。

 

インサイドアウト気味にクラブを振るのですが、

バックスウィングでコックを入れてクラブを上げ、

ボールのすぐ手前にサンドウエッジのバウンスを落とす感じでインパクト。

 

フォローでは左ひじを抜いて行きます。

 

コツは決して打ち急がないこと。

打ち急ぐとトップしやすくなります。

 

バックスウィングとダウンスウィングのスピードを変えずに、

腰のリードでゆっくり振ることがポイントになります。

 

距離感を出すのは難しく、リズム感も必要ですが、ふわっと上がって、

球の重さでピタッと止まるため、決まるとカッコいい球筋です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これはちょっと素人には無理ですね。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

14 スコアメイクの必需品 転がしアプローチ

 

球筋を打ち分けると感性が磨かれる 〜(1)

 

基本の30ヤードアプローチに、転がしのアプローチ。

 

このふたつを修得すれば、スコアメイクするうえでかなり強力な武器になりますが、

せっかくですからもっと沢山の球筋を紹介しましょう。

 

ゴルフは楽しみながら上達するのが一番ですから、

いろいろな球筋を試して、ショートゲームを楽しんでもらいたいと思います。

 

まずは、アプローチの中でももっともやさしい打ち方。

 

それは、パターと同じグリップで握り、両肘をやや張り気味に構えて、

パターと同じ要領で打つ方法です。

ボールを真ん中に置いて払うように打ち、振り子の幅いっぱいで距離感を調整します。

 

この打ち方のメリットは、とにかくまず間違いなくボールに当たるという点。

また、球の勢いを殺せるので、速いグリーンの下りのラインなどにはうってつけです。

SW1本で、5ヤードから20ヤードの距離を打ち分けることが可能になります。

 

握り方には個人差があって構いませんが、手首はこねたくないので、しっかりと固定して下さい。

そしてヘッドを吊り気味に構えて、真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出すのが良いでしょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これはよくやりますね。

間違いが少ないのがメリットですね。

 

そうです、ダフリやトップがなくなりますね。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

14 スコアメイクの必需品、転がしアプローチ

 

「サッ」とホウキで掃くように振る 〜(2)

 

番手選びも同様です。

 

基本の30ヤードアプローチではPW、もしくはSWを使用しますが、

転がしの場合は、パターからスプーンまで、選択肢は非常に多くなります。

 

普通は8番、9番アイアンあたりを使うことが多いのですが、

ライや状況によってはもっとロフトの立ったミドルアイアンが有効なこともあります。

 

普段の練習でものさしを作っておけば、後はそれの応用です。

 

ちなみに、転がしのアプローチをするとインパクトが強く入りすぎ、

いつもオーバーしてしまうという人もいますが、

そういう人には逆オーバーラッピンググリップがおすすめです。

 

左手の人差し指を右手の小指に重ねる、

あるいは左手の人差し指を伸ばして右の小指の上に添わせる。

 

このグリップならインパクトが強く入ってもヘッドが返りにくいため、

行き過ぎることがなくなります。

 

また、この逆オーバーラッピンググリップを覚えておくと、

カラーとラフの境目の段差の大きいところに

ボールが寄り掛かって止まってしまった時にも役に立ちます。

 

思い切ってボールを右に置いて、

フェースは閉じてラフの方から鋭角にヘッドを入れていくのです。

 

フェースを閉じて上から入れるから出玉が強くなりそうですが、

逆オーバーラッピングで握ることで、

インパクトが強く入っても転がり過ぎることはありません。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

分かり易いですね。

 

何度もですが、私は、8番アイアン専門です。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

14 スコアメイクの必需品、転がしアプローチ 〜(2)

 

振り幅だけでは距離感を出すことが難しいと私は考えています。

 

転がしの場合は、まずイメージ。

プラス、インパクトの力加減が重要になってきます。

 

つまり、上げるショットの延長というよりは、

パターの延長線上に転がしのアプローチはあると思って下さい。

 

転がしのアプローチは、特にピンが奥でグリーン面を長く大きく使えるときに有効です。

もちろん全英オープンのような下が硬く手前からの攻めが必要な際にも威力を発揮します。

 

ピンがバンカーの上ぎりぎりのところに立っているとしたら、

ピンとバンカーの間のそれこそ畳一畳分のスペースにピンポイントで球を転がすしかありません。

 

その点、転がしはそれほどシビアにならなくてよい。

転がしがやさしいというのは、そこなのです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

転がしアプローチは、「パターの延長線上」というのは納得できます。

 

特に私の場合は、球を直接、掬うように(ちょっと違うんですが)打って行くので、

それは、パターのイメージなのですから・・・。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

14 スコアメイクの必需品、転がしアプローチ 〜(1)

 

藍がアメリカに渡って成長したことの一つに、

アプローチの球筋が増えたという点が挙げられます。

 

アプローチの球筋が増えれば、どんな所からでも寄せられるようになります。

これは、世界のトップレベルでも、

一般のアマチュアゴルファーでもまったく同じことが言えます。

 

何度も繰り返してきたように、宮里流のゴルフではSWやPWを使って、

腰から腰の振り幅でボールを上げて止める30ヤードアプローチがすべての基本。

 

これは、スウィングの基本を体に覚え込ませるという目的もありますが、

難しい上げるアプローチを先にマスターさせる方が重要と考えたからです。

 

上げるのが出来れば、転がすのは簡単。

そして、転がしのアプローチはやはりミスも少ないですし、カップに入る確率も高い。

 

基本の30ヤードアプローチが習得出来たら、

次に身に着けるべきは転がしのアプローチがいいでしょう。

 

アプローチでは落としどころのイメージが重要であるというお話をしましたが、

転がしの場合は落としどころのイメージは必要ありません。

 

それよりボールからカップまで全体の距離のイメージを体にインプットし、

インパクトの力加減で転がしていく作業を行うことが必要になってくる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

やっぱり、転がしですね。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

13 「寄せられる構え」を身につける 

 

左足重心にして、ひざは曲げすぎない 〜(2)

 

もう一つ、アマチュアの方がグリーン周りでミスする原因としては、

ポスチャーというか、姿勢にも問題があると思います。

 

ピンまで20〜30ヤードと距離がない場合、

小さいショットをしようとして上体を低くして構えるというか、

ひざを前に曲げすぎている人が多く見受けられます。

 

そうすると、腕とクラブを足した長さにボールと距離がつり合わずに、

トップしたりザックリしたりといったミスが出やすくなります。

 

それならば、むしろシャフトの中間地点を持つくらい、短く握った方がいい。

そうすれば腕とクラブとボールの距離のつり合いがとれます。

 

短く持ってはみ出した部分は左腰のわきに余らせばよろしい。

なるべく上下動が起きないような構え方をアドレスの時点で固めて置くことが大切です。

 

アマチュアレベルでは、

なによりもまず確実にグリーンに乗せていくことを考えるのが第一。

 

そのためにはなるべくシンプルな打ち方を身に着けて

自信を持ってボールと向き合えるようにしておきたい。

 

そのために、まずは構え方をチェックしてみて下さい。

 

それが出来たうえで、いろいろな球筋の打ち分け方は、

次項で詳しくお話しするとしましょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

うん、了解です。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

13「寄せられる構え」を身につける

 

左足重心にして、ひざは曲げすぎない 〜(1)

 

ここではもう一つ、

アプローチでミスが起こる基本的な原因を考えておきましょう。

 

20〜30ヤードのアプローチでミスが出る、その最大の原因はなんだと思いますか?

私は、構えた時の体重のかけ方にあると思います。

 

フルショットと違い、なるべく重心移動せずに打ちたいアプローチでは、

アドレスの時から左足重心にし、そのままバックスウィングに移りたい。

 

そうすれば、

インパクトでハンドファーストにボールをクリーンにとらえること出来ます。

 

両足均等に体重をかけた場合、フルショットならヘッドがスッと抜けてくれますが、

小さいショットだとどうしてもクラブが突っかかりやすくなります。

 

アプローチは左足重心で打つ。

これは大きなポイントです。

 

バックスウィングが大きく、インパクトでゆるんでミスする人も多くいますが、

これもある程度左足重心にすることで下半身が固定され、

とんでもなく大きなバックスウィングはとりにくくなるというメリットもあります。

 

もちろん、

打ちたい球筋によっては右足寄りに重心を移したり、左右均等に構えたりもします。

 

ただ、ザックリやトップを防ぐという意味では

左足重心に構えてウェートシフトなしで打つのが無難です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私の場合は、左右均等で、ボールだけを打って行きますが・・・。

 

 


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