そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

目玉の時は、シャットに振る 〜(2)

 

また、目玉になりやすいケースとして、

バンカーのノリ面にボールが突き刺さっているケースもよくあります。

 

目玉でしかも極端な左足上りときたら、見た目だけで白旗を挙げたくなります。

でも、これも案ずるより産むがやすし。

 

この場合、重心移動は無理ですから、腕だけで振るアームスウィングを採用します。

ポイントはやはりボール位置。

 

通常の目玉の場合はボールを体の中心にセットしますが、この場合右足の前に置いて下さい。

フェースも被せるのではなく、左足上りの斜面ではむしろ被せすぎないこと。

 

そして、腕でクラブを上げ、目玉ごと土手にぶつける要領で振り下ろします。

フォローは取れませんが、意識としては

ヘッドを入れた土手の深いところにフォローを出していくイメージです。

 

プロには、厄介なラフにつかまるより、バンカーの方が寄せやすいという人が多くいます。

 

そのレベルは無理でも、以上に挙げたようなことを実践していただければ、

少なくとも確実に脱出は出来るようになるでしょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ちょっと、難しすぎるような気がしますね。

 

なんか、来年からルールが変わって、

バンカーでアンプレアブル(?)出来るようになって、2打罰で外から打てるようですね。

 

これですね、もう今年から採用しましょう!!!

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

目玉の時はシャットに振る 〜(1)

 

目玉になった時の対処法もお伝えしておきましょう。

目玉は、実は見た目の印象ほど難しくはありません。

 

ポイントは、ボールを体の中心にセットすること。

そしてフェースは開かずにかぶせます。

 

アドレスでハンドファーストに構えたら、シャットフェースのままクラブを上げ、

鋭角に砂を叩きフォローは出しません。

 

ドン、とヘッドを入れたらおしまい。

目玉のちょうどフチあたりにヘッドが入れば完璧です。

 

こうすれば、ヘッドがボール=目玉の真下に確実に届きます。

トップでもフェースはシャット。

 

最初から多少左足体重にしておけば、鋭角にクラブを下ろしやすいでしょう。

 

バックスウィングを大きく上げると、ダウンの途中で

気が抜けたようにゆるむ人を見かけますが、インパクトがゆるむのはやはり禁物です。

 

目玉のフチに狙いを定め、勢いよく打ち込んでください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

続きます。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット 〜(4)

 

大きく振れば距離があっても平気

 

ここで気をつけたいのは、バックスウィングの大きさは一定にすること。

あくまでフォローで距離感を出して欲しいのです。

 

バンカーの場合、左右対称に振ることを意識する必要はありません。

 

砂の抵抗に負けないで球を外に掻き出すためには、ある程度ヘッドに勢いが必要ですから、

バックスウィングは大きく上げた方がいい。

 

大きく上げて、大きく振り抜けば距離が出る。

大きく上げてフォローを抑えれば距離は出ない。

いずれにしても大きいトップは必要です。

 

距離を打ち分ける方法はもう一つあります。

 

バンカーといえばなんでもかんでもサンドという固定観念を捨て、

PSやPWに持ち替えるという方法です。

 

そもそも、バンカーからSWで打てる最大距離は20〜25ヤードと思っていただきたい。

 

それ以上の距離、特にアマチュアが苦手な30〜40ヤードのバンカーショットは、

スウィングを変えずにクラブを変えるだけで随分とやさしくなるはずです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「大きなバックスウィング、フォローで距離を調整する」ですね。

やってみたいと思います。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

大きく振れば距離が距離があっても平気 〜(3)

 

バンカーショットの中でも、藍が特に苦手としていたのは、

アマチュアの方も大いに苦手とする

30〜40ヤードと距離のあるバンカーショットでした。

 

ピンまで距離があると、

フォローはフルショットと同じように大きく出していかなければ届かない。

 

大きなフォローを出せば、それだけインパクトでヘッドが走り、

砂がスパッと切れやすく、距離も出ます。

 

この2点は、アマチュアの方にも大いに参考になるはずです。

 

試してみるときっと、

「おっ、バウンスが効いているな」と実感されるはずですし、

第一砂の切れ味が違うはずです。

 

バンカーで距離を打ち分ける時、

最も簡単な方法はフォローの大きさによって打ち分けるやり方です。

 

フェースの開き方とスタンスの開き加減に組み合わせで距離を調整する、

という言い方もありますが、これはかなり高度なテクニック。

 

バンカーを練習する機会の少ないアマチュアにとっては、

フォローの大きさで距離を打ち分けるほうが断然やさしいはずです。

 

ドスンと打ち込んで終わり、からアニカ式にフルショットの形まで、

フォローの大きさで距離は割合簡単に打ち分けられます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

なかなか、怖くて、大きく振れませんね。

でも、今度、やってみます。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

大きく振れば距離があっても平気 〜(2)

 

そこが分かっていながら、

藍はいまひとつ思い切って手首を折ることが出来なかった。

 

体に染みついた左手甲は折ってはいけない、

というイメージが強すぎたからです。

 

ところがアニカは手首を非常に柔らかく使ってバンカーを処理したのです。

 

「お父さんが言っていたのはこのことだったのか」

と藍もその時納得したのだと思います。

 

アニカから学んだのはそれだけではありません。

 

それまでの藍は、

距離がある場合でもフォローを大きく出すということが出来ていませんでした。

 

とにかく球を外に出すことばかり考えて、腕が縮こまっていた。

 

ところがアニカのバンカーショットを見ると、

まるでフルショットのようにフォローでクラブを大きく振り上げている。

 

「フルショットの形まで振っていいんだ」というのは、

藍にとって新鮮な驚きだったようです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「左手甲を折る」ですね。

やってみたいなあ。

 

続きます。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

大きく振れば距離があっても平気

 

さて、今ではもうずいぶん昔の話に感じますが、03年のニチレイカップワールドレディスのとき、

当時の世界No.1、アニカ・ソレンスタムと藍がバンカー練習場で一緒になるチャンスがありました。

 

そのとき、私は藍に「自分の練習よりも、アニカの練習を見てごらん」と言いました。

まさに、百聞は一見にしかず。

 

それまで私がずっと藍に言ってきたけれど、本人が理解し切れていなかった部分を、

アニカがそのとき実践していたのです。

 

まず第一に、バックスウィングでの手首の使い方。

 

藍はもともとオーバースウィングを嫌うため、通常のショットでは手首を固め、

左手甲を真っ直ぐ平らにするトップにこだわってきました。

 

これは通常のスウィングでは重要な基本です。

しかし、コースに出れば基本を度外視しなければいけない部分もある。

バンカーがまさにそうでした。

 

バンカーでは、トップで左手甲を甲側に折る、つまりオープンフェースにした方が、

サンドウェッジのバウンスは生かしやすくなります。

 

開けばそれだけ、インパクトでソールを砂に打ちつけやすくなりますからね。

これは基本には沿わないが、クラブの性能を100%活用するには非常に良い方法です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これは、やってみる価値がありそうですね。

 

続きます。

 

 


「そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

15 アニカに学んだ、世界流バンカーショット

 

この項では、バンカーショットについて解説していきたいと思います。

アマチュアの方が非常に嫌がるのがこのバンカー。

 

練習環境もありませんし、セカンドショットをバンカーに入れたら、

ほぼボギー確定と考える人も多いはずですが、

基本をしっかり身に着ければ、そこまで怖れることはありません。

 

是非しっかりと頭に入れていただきたいと思います。

まずは基本の構え方、打ち方から。

 

バンカーは一にも二にも脱出することが先決です。

 

幸い、SWには砂にめり込まないようソールに大きなバウンスが付いていますから、

その機能を上手に使う必要があります。

 

そのためには、下手な小細工をせずにフェースを開くこと。

フェース面を真上に向ける感じがいいでしょう。

それにより、ソールが滑りやすくなります。

 

ボールは真ん中よりもやや左足に置き、オープンに構えます。

 

普通アイアンのボール位置は体の中心ですが、バンカーでは最下点で砂をヒットし、

わざとダフらせてボールの手前にヘッドを潜り込ませたい。

 

その分ボールは5〜10cm左に置くのです。

 

アドレスでは膝にゆとりを持たせ、

ハンドダウンにして、ダフりやすい構えを作っておきます。

 

あとは大きなバックスウィングでゆっくり上げ、ゆっくり下ろす。

また、確実にダフらせるためにも早めのコックでクラブを鋭角に上げるのもポイントです。

 

そうしてボールの手前の砂をヒットしたら、今度はすぐまた鋭角にクラブを振り上げる。

で、フィニッシュまで振り抜けば、バンカーから必ず一度で脱出できます。

 

軌道がゆるやかなU字ではなく、角度のきついV字のイメージですね。

もちろん、インパクトでゆるまないことも大切。

 

以上がバンカーショットの基本中の基本です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

う〜ん、何度も教えてもらっていますが、なかなか・・・。

 

もう一度、原点に戻ってやってみましょう。

”必ず一度で脱出できます”って言うのだから・・・・・。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

14 スコアメイクの必需品、転がしアプローチ

 

球筋を打ち分けると感性が磨かれる 〜(2)

 

次は一気に上級編。

 

優作が得意とする、上げて止めるロブショットです。

これを打つ時は球が浮いているライであることが絶対条件。

 

最初にインパクトで球を拾いやすいように、

アドレスではバックフェースが地面にべったりとつくくらいにフェースを開いて構えます。

 

スタンスはオープン、体重配分は5.5対4.5の割合で右足重心です。

 

インサイドアウト気味にクラブを振るのですが、

バックスウィングでコックを入れてクラブを上げ、

ボールのすぐ手前にサンドウエッジのバウンスを落とす感じでインパクト。

 

フォローでは左ひじを抜いて行きます。

 

コツは決して打ち急がないこと。

打ち急ぐとトップしやすくなります。

 

バックスウィングとダウンスウィングのスピードを変えずに、

腰のリードでゆっくり振ることがポイントになります。

 

距離感を出すのは難しく、リズム感も必要ですが、ふわっと上がって、

球の重さでピタッと止まるため、決まるとカッコいい球筋です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これはちょっと素人には無理ですね。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

14 スコアメイクの必需品 転がしアプローチ

 

球筋を打ち分けると感性が磨かれる 〜(1)

 

基本の30ヤードアプローチに、転がしのアプローチ。

 

このふたつを修得すれば、スコアメイクするうえでかなり強力な武器になりますが、

せっかくですからもっと沢山の球筋を紹介しましょう。

 

ゴルフは楽しみながら上達するのが一番ですから、

いろいろな球筋を試して、ショートゲームを楽しんでもらいたいと思います。

 

まずは、アプローチの中でももっともやさしい打ち方。

 

それは、パターと同じグリップで握り、両肘をやや張り気味に構えて、

パターと同じ要領で打つ方法です。

ボールを真ん中に置いて払うように打ち、振り子の幅いっぱいで距離感を調整します。

 

この打ち方のメリットは、とにかくまず間違いなくボールに当たるという点。

また、球の勢いを殺せるので、速いグリーンの下りのラインなどにはうってつけです。

SW1本で、5ヤードから20ヤードの距離を打ち分けることが可能になります。

 

握り方には個人差があって構いませんが、手首はこねたくないので、しっかりと固定して下さい。

そしてヘッドを吊り気味に構えて、真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出すのが良いでしょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これはよくやりますね。

間違いが少ないのがメリットですね。

 

そうです、ダフリやトップがなくなりますね。

 

 


そうか!「ゆっくり上げる」から、強いんだ。(宮里 優)

第3章 ショートゲームでスコアを作る

 

14 スコアメイクの必需品、転がしアプローチ

 

「サッ」とホウキで掃くように振る 〜(2)

 

番手選びも同様です。

 

基本の30ヤードアプローチではPW、もしくはSWを使用しますが、

転がしの場合は、パターからスプーンまで、選択肢は非常に多くなります。

 

普通は8番、9番アイアンあたりを使うことが多いのですが、

ライや状況によってはもっとロフトの立ったミドルアイアンが有効なこともあります。

 

普段の練習でものさしを作っておけば、後はそれの応用です。

 

ちなみに、転がしのアプローチをするとインパクトが強く入りすぎ、

いつもオーバーしてしまうという人もいますが、

そういう人には逆オーバーラッピンググリップがおすすめです。

 

左手の人差し指を右手の小指に重ねる、

あるいは左手の人差し指を伸ばして右の小指の上に添わせる。

 

このグリップならインパクトが強く入ってもヘッドが返りにくいため、

行き過ぎることがなくなります。

 

また、この逆オーバーラッピンググリップを覚えておくと、

カラーとラフの境目の段差の大きいところに

ボールが寄り掛かって止まってしまった時にも役に立ちます。

 

思い切ってボールを右に置いて、

フェースは閉じてラフの方から鋭角にヘッドを入れていくのです。

 

フェースを閉じて上から入れるから出玉が強くなりそうですが、

逆オーバーラッピングで握ることで、

インパクトが強く入っても転がり過ぎることはありません。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

分かり易いですね。

 

何度もですが、私は、8番アイアン専門です。

 

 


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