ヤスさんの「ゴルフ礼記」(鈴木康之)

まだまだ

 

ビギナーの責任 連れて行く人の責任

 

コース上で美しい人とは 〜(3)

 

いよいよお許しが出た。

あすは”満願の日”と言う前の晩、早い時間に顔を見せたスーさん、

ママを側に掛けさせて、言った。

 

「目立つ化粧や目立つ服装はしてくるな。

そして、よいか、スーさんだのカイチョウだのという呼び方はしてはならぬ。

誰であれ姓にサンづけで呼ぶのがゴルフ場というところでのやり方だ。

私もママだのママさんだのとは呼ばぬ。

それから、ミスショットしても叫声を発したりするな。

スミマセンと謝れ。

ミスやヘマが続いても、我慢しろ。

見ている周りの方も我慢しておるのだからな。

コースではさっさと歩け、だが、あわただしく駆けたりしてはいかん、以上、よいな。

さあて、明日は天気もいいらしい」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

いいですね、こういうの。

 

最近は、こういう先輩に連れて行ってもらいということも減っているようで、

初心者同士で来てしまって、迷惑をかけても・・・分からないんですね。

 

迷惑をかけている・・・ってことじたいが分からない。

困ったものです。

 

 


ヤスさんの「ゴルフ礼記」(鈴木康之)

まだまだ

 

ビギナーの責任 連れて行く人の責任

 

ゴルフ場で美しい人とは 〜(2)

 

さすがは明治生まれのゴルファーである。

 

連れの女性がみっともなく身をよじるスウィングをコース中にひけらかすのは、

誰よりも連れてきた当の男の大恥なのだと心得る。

 

男たるもの、美しい女でなければ連れて歩くわけにはまいらない。

ゴルフ場において美しい女とは、すなわち美しいスウィングをする女である。

 

飛ばなくともよい、姿が美しければよい。

と、まことにやかましい美意識なのである。

 

ママは言われた通りに1、2、3をこなしたという。

素直な人である。

 

見上げた人だと思う。

スーさんにはたまらなく可愛い女性に思えたことだろう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

スーさんも立派、ママはもっと立派、ですね。

 

 


ヤスさんの「ゴルフ礼記」(鈴木康之)

まだまだ

 

ビギナーの責任 連れて行く人の責任 

 

ゴルフ場で美しい人とは 〜(1)

 

ひとむかし前、銀座のバーのそのママは、月に2、3回コースに出ているというのに、

顔にも手にもゴルフ焼けを見せない色白の美人であった。

 

その艶っぽい姿態のスウィングを1度拝ませてもらいためものだと思っていたが、

残念ながら私には銀座のママさんをゴルフに連れて行ってあげるような甲斐性がない。

 

いやいや、後日バーテン氏に聞けば、あんなおしとやかな顔をしていて、

男どもと一緒のティから打って1ラウンド90前後で回るのだという、

それじゃあ間違いなく負けて恥かくところだったわけで、

甲斐性がないのが幸いだったわけである。

 

そのママに聞いた話で、忘れられない話がある。

 

さらにまたひとむかし前、店のお客にさる名門コースのグランドシニア氏がいた。

名を仮にスーさんとする。

 

ある日、ママがスーさんに「私もゴルフを始めようと思うの」と言ったあとで、

ついつい職業上のお愛想で「スーさん、今度連れてって」とシナを作った。

 

そこはさすがに某上場企業の会長のスーさん、

「よろしい、連れて行ってあげよう」と約束してくれた。

 

「だがな」と急に父親のような顔になった。

 

「割烹や寿司屋ならどんな高級な店へでも今夜にでも連れて行ってあげられるが、

ゴルフ場へとなるとそうはいかない。

 

私のホームコースに連れて行ってあげるのは、そうさな、早くとも3カ月先になるな。

それまでにやってもらわねばならないことがある。

 

まず1つ、練習場へ通って、プロについて、まともなスウィングを覚えてこい。

2つ、少なくとも1万球は打ち込んでこい。

3つ、ルールブックを買って読んでこい。

 

連れて行ってあげるのは、それからだ」

 

・・・・・・・・・・・・

 

いいですね、こうでなくちゃ・・・。

今までは、こうして先輩に連れてこられたものですが・・・。

 

ですが、現在は、素人同士で平気でコースデビューしてしまうんですね。

そうして、メチャクチャ、みなさんに迷惑をかける。

 

しょうがないのは、迷惑をかけているという自覚がないことですね。

最悪です・・・・・。

 

 


「ゴルフ礼記」(鈴木康之)

まだまだ

 

あなたのクラブに取扱説明書は?

 

NGマーク商品か 〜(2)

 

私はゴルフの話にたびたび自動車の運転のたとえ話を用いる。

 

ゴルファーというのは、教習所にも行かず、免許証を取得せず、

場内の訓練も路上訓練もしないで、取扱説明書のついていない新車、

おまけに操作のやさしくない新車を、平気で乗り回しているようなものである。

 

それで、左右のOBどぶに車輪を落っことしては「オッカシーナ」と不機嫌になり、

ダフリ・エンストさせては「ドーシチャッタンダロー」と暗くなっているようなものである。

 

ゴルフクラブの「不親切さ」「不愛想さ」に負けない手立ては、お稽古しかない。

 

上手くいかなくて自分1人が不愉快になっている分には勝手だが、

そのご機嫌斜めが同じ組の人の気になるようでは具合が悪い。

 

もちょっと練習場に足を向け、お稽古に励んでみたらどうだろう。

 

「アチャーッ」「オイコラッ」「バカモーン」「オッカシーナッ」

「ドーシチャッタンダロ」の垂れ流しのゴルフはやめ、ほがらかに楽しみたいものだ。

 

ゴルフは楽しい生涯スポーツである。

今のうちにそこそこに技を身に着けておいて、達者で上手なシニアになろうではないか。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ですね。

賛成です。

 

 


「ヤスさんの『ゴルフ礼記』」(鈴木康之)

まだまだ

 

あなたのクラブに取扱説明書は?

 

NGマーク商品か 〜(1)

 

グッドデザインという言葉がある。

 

見た目のカタチやカラーの良さだけでなく、使いやすさや便利さなど機能性を重視し、

工業製品のデザインを評価する基準である。

 

誰の手にも下げやすい取手のヤカンで、誰が注いでも湯がちゃんと茶碗にうまく注げ、

蓋がずり落ちることもなく、湯が口から伝わって垂れることもなくきちんと切れる、

しかも斬新な造形美を持っている。

 

と評価されたグッドデザインには「G」マーク商品の勲章が与えられる。

世にGマーク商品のゴルフクラブがあることを私は知らない。

 

私を含めて世のユーザーたちの苦労ぶりを見ると、

すべてのゴルフクラブは「NG(ノーグッド)マーク商品」になるのではないか。

 

しかも取扱説明書も添えてないとんでもない「不親切商品」である。

と、からみたくもなるゴルフクラブ使用上の難儀さである。

 

やっかい至極なモノを、黙って使い、しくじっては、

「アチャーッ」「オイコラッ」「バカモーン」とオノレに腹を立てている。

 

ゴルファーとはなんとお人よしであることか。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

ですね。

 

 


ヤスさんの「ゴルフ礼記」(鈴木康之)

まだまだ

 

あなたのクラブに取扱説明書は?

 

取扱説明書のない道具 〜(2)

 

さて。私たちが手にするゴルフクラブというモノはどうであろうか。

靴や椅子のように誰もが間違えずに使えるモノではない。

 

5番アイアンをひょいと一振り、

誰もがボールを真っ直ぐ160ヤード先へ飛ばせるモノではない。

プロでさえ真っ直ぐ飛ばせなくて苦労する道具なのだ。

 

扱い方次第ではボールをフェードさせたりドローさせたりという

打ち分けも出来る道具ではあるが、

それが誰にでもできる「ワンタッチフェードスイッチ」や「ドロー切り替えレバー」

なんていう親切な装置が付いているわけではない。

 

そういうやっかいなモノなのに、

買った時のあのフルセットの箱の中に取扱説明書が入っていた覚えはない。

 

取扱説明書が付いている親切なゴルフのクラブなんて聞いたためしがない。

何十万円もする商品なのにである。

不親切な話ではある。

 

使えば、まともに飛ばない、当たらない。

かのシュフレンコのおばさま方がゴルフをやらなかったからいいようなものの、

もしやっていたら、クラブメーカーの門の前は大変だったろう。

 

おしゃもじならぬクラブを押し立てて「不親切商品返品!粗悪ショットの責任を取れ!」

と連日押しかけていたはずである。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

ごもっともですね。

 

 


ヤスさんの「ゴルフ礼記」(鈴木康之)

まだまだ

 

あなたのクラブに取扱説明書は?

 

取り扱い説明書のない道具

 

私たちが日常使うモノの中で、洋服とか靴、椅子、テーブルといったたぐいのものは、

使い方が誰にとっても初めからカンタンである。

 

しかしビデオ、カメラ、自動車というモノになると使い始めはちょっと難しくて、

操作を間違えると、しくじったり、モノを壊したりする。

 

だからこういうたぐいの商品にはメーカー側の責任として、

サービスとして、取扱説明書というものが必ず添付してある。

略してトリセツという。

 

最近このたぐいのハイテク商品はどんどん多機能化していて、

いろいろスイッチやツマミがついている。

 

それだけに説明が大事で、説明の仕方しだいで

製品の優れた点をユーザーに引き出してもらえ、故障も少なく、評判があがる。

 

親切丁寧なトリセツの添付は、

優れた商品であるための大事なポイントのひとつになっている。

 

トリセツは、道具の機能、扱い方を教える先生であり、

便利で効果的な使いこなしを指導したり、扱う上での危険を注意するコーチでもあり、

トラブルがあった時はその原因である使い方のミスを指摘し、

正しい使い方を教えるドクターでもある。

 

さて、私たちが手にするゴルフクラブというモノはどうであろうか。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

続きます。

 

 


「ヤスさんの『ゴルフ礼記』」(鈴木康之)

まだまだ

 

あなたのクラブに取扱説明書は?

 

ミスショットは不思議か当然か 〜(2)

 

なかなか難しかったが、ま、人によりその日のご機嫌によりではあるが、

努力の実行はあがっている。

 

ところで、ミスショットが続けて出た後にたいていのゴルファーが口に出す言葉がある。

「オッカシーナー」である。

人によっては「ドーシチャッタンダロ」などとも言う。

 

オッカシくても、ドウシチャッタンでもないのである。

ミスして少しも不思議ではないのである。

あたりまえで、自然なことなのである。

 

私の仲間にも「オッカシーナー」を言う人が何人もいる。

 

「あんた、天才じゃないんだし、練習もしないんだから。

 それでこんなやっかいな道具使いこなせるわけがない。

 ミスショットして当たり前でしょうが。ミスして当然。

 言うなら『やっぱり』って言うべきだよ。言葉を間違えてる」

と憎まれ口の限りを言ってやる。

 

真理の前で人間は無力である。

 

素直に納得して、次のミスショットの時からは、

「アッ、ヤッパリダ」「ヤッパシー」などと朗らかに言い始める。

すると、さっきまでのクラブを地面に叩きつけんばかりのコワイ顔は消えているのだ。

「オッカシーナー」と首をひねっていいのは、シャンクの時とロストボールの時ぐらいである。

しかし1日中「アラ、ヤッパリ」「アレッ、ヤッパシ」と笑ってごまかしておれるものではない。

 

トボケの顔も3度まで。

ヤッパリ、内心面白くない。

ヤッパシ、ナイスショットしたい。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

その通りですね、言葉もありません。

 

はたから聞いていても、恥ずかしいですね。

気をつけなくっちゃ!!!

 

 


「ヤスさんの『ゴルフ礼記』」(鈴木康之)

まだまだ

 

あなたのクラブに取扱説明書は?

 

ミスショットは不思議か当然か 〜(1)

 

「今年は口に綺麗なゴルフを身に着けよう」。

数年前の正月、ゴルフ仲間でこんな誓いを立てたことがある。

 

ゴルファーの「一年の計」というと

平均スコアや飛距離アップといったところが普通だが、

どうも何年やってみても変わらない、となれば方向転換、

お行儀の方で努力目標を決めてみようというわけである。

 

ことしはミスショットしないことなんて決めてかかったって、出るものは出る。

せめてミスショットしたときに思わず口から漏らす、あの間の抜けた、

品性に欠けた叫び声ぐらいは謹もうではないかというわけである。

 

チョロしたときの「アラマー」、ダフッたときの「アチャー」、

池を越えそうもないときの「オイッ、コラ、バカーッ」、

引っかけたときの「ナーニヤッテンダーッ」、

フォアパットしたときの「ヘッタクソーッ、モーヤメチャエーッ」などなど。

 

お互いの氏素性がとうにバレている日頃の仲間たちとのラウンドでやっているぶんには

愛嬌だが、決してあたりにナイスな音声ではない。

 

ミスショット自体がみっともないのに、
そのみっともなさの上塗りをするようなことでもある。
これがクセになっていると、初めての人や気をつけなければならない人との時にも、
「アチャーッ」「オイコラッ」「バカモーン」がしまりなく口から洩れてくる。
驚くにしても、怒るにしても、自己嫌悪するにしても、
フェアウェイの紳士としてもうちょいとスマートな感情表現の工夫は出来ないものか。
それを探求し、修得する実りのある1年にしようではないか。
そういう殊勝な誓いではあった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続きます。

 


ヤスさんの「ゴルフ礼記」 (鈴木康之)

ありがとう

 

”グリーンウエッジ”を1本どうぞ

 

15本目の道具、グリーンフォーク

 

自分のパッティングラインにあるボールマークに限って直す人がいた。

たいていティペッグなんかでほじくり返す。

問題は、ここだ。

 

ゴルフをする人全体の中で、グリーン上のボールマークを気にする人の数は、

グリーンフォークを携帯している人の数と、

ほぼ同じではないかということに私は最近気がついた。

 

間違いは、ゴルファーが初めてゴルフの道具を買った時から始まっている。

 

つまり、クラブ、バッグ、シューズ、手袋、ボール、ティペッグ・・・と買いそろえた時、

その中にグリーンフォークを加えた人はほとんどいないはずだ(あなたはどうだったろう)。

 

以来、何年間もゴルフをやってきて、

グリーンフォークがなくて本当に困ったという経験は、実は1度もないはずである。

 

グリーンフォークが必需品であると、最初に教わらなかったこと、

教えてくれる人がいなかったこと、自分で気が付かなかったことが間違いのもとである。

 

近頃ゴルフ場は農薬問題で頭が痛い。

自らなんらかの策を講じるいくつかのゴルフ場が出てきたようだ。

 

神奈川県の中津川カントリークラブではラウンド中に

「ただいまからキャディの雑草取り時間です。1分間プレーを中断してご協力を・・・・・」

と場内放送があった。

 

私はさっそくグリーンフォークで10本ほどの雑草の根をほじくり返した。

普段でも次のショットの待ち時間にやっていることではあるが。

 

千葉県の東京湾カントリー倶楽部は午前中の3分間いっせいに雑草取りタイムを始めた、

と新聞で読んだ。

 

その記事には「プレーヤーに特製の竹べらを渡し、その場の雑草を根っこから取り除いてもらう」

と書いてあった。

 

せっかくのいい話にいちゃもんをつけるわけではないが

「竹べらを渡し」というところが私には気に入らない。

竹べらを渡されるゴルファーが気に入らないわけだ。

 

ゴルファーはグリーンフォークを普通持っていないからという前提でゴルフ場側の用意である。

まずいじゃないか、ゴルファー諸兄。

 

15本目の道具として、どうかグリーンフォークを持っていただきたい。

 

ピッチングウエッジ、サンドウエッジ、その次のウエッジ(くさび)という意味で

”グリーンウエッジ”という呼び方なんかいかがだろうか。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

いつごろからだろうか。

だいぶ以前から”グリーンフォーク”は持ってラウンドしています。

 

そして、自分の作ったボールマークだけじゃなくて、目に付いたのもついでに・・・。

(焦っていると、なかなかできませんが・・・・・)

 

 


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