「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2  "PAR"式戦略とは

 

結果への対応

 

プラス面を評価しよう 〜(3)

 

一つ、特記しておきたい状況がある。

 

アベレージ・ゴルファーが、

予想していたよりはるかにいいショットが出たため、

ティショットがフェアウェイを突き抜けてラフに入ってしまったり、

アプローチがグリーンをオーバーしたりして、腹を立てる場合がそれだ。

 

しかし、そこで腹を立ててしまえば、

スウィート・スポットでボールをとらえた時の快感を味わう余裕はなくなる。

 

運が悪かったことは否めないが、

特に素晴らしいショットだったからそのような結果が出たのだ。

 

結果だけにこだわれば、

せっかくのナイスショットの体験は無駄になり、気分は滅入る。

 

また、一つのショットの結果だけをいつまでもくよくよ考えていると、

次のショットを打つ際に普段の力が発揮できなくなる。

 

もう一つだけ、こうした考え方が持つ深刻なマイナス効果について触れておこう。

 

それは、ナイスショットが生んだ不幸な結果をいつまでも悔やんでいると、

そのようなショットのマイナス面だけを強調したメッセージが体に伝わってしまう、

という点である。

 

そうしたメッセージのせいで、

同じようなナイスショットは打ちたくても二度と打てなくなってしまう。

 

だから、結果にこだわることは止めて、過程に満足し、

そのようなショットを生んだあらゆる要素を評価しているというメッセージを

体に伝える方が、よほど賢明である。

 

最高のショットを打った時の感覚を、じっくり味わってほしい。

 

そのような感覚が頻繁に体験できるようになることは、

ゴルファーとしての自分の成長の紛れもない証なのである。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

うん、「結果にこだわるのは止めて、過程に満足する」ですね。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 "PAR"式戦略とは

 

結果への対応

 

プラス面を評価しよう 〜(2)

 

言っているうちにますます落ち込んでしまうような独り言の癖を直すには、

修練と忍耐が必要だ。

 

そのための最初のステップは、現状を客観的に認識することだ。

 

それぞれのショットあるいはラウンドについて、

いったい自分はどんな独り言を言うのか、よく注意して観察してほしい。

 

否定的な内容の独り言を繰り返していることに、おそらく驚かされるだろう。

 

愚痴をこぼしたり自己批判的になったりする習慣は捨て、

すべてのショット、すべてのホール、そしてすべてのラウンドについて、

何か満足し、誇れるものを見つけるように気持ちを切り替えてほしい。

 

次のステップは、失敗を忘れ、上手くいったショットを多とすることだ。

 

ナイスショットしたボールがターゲットめがけて飛び、

計算通りのスポットに着地する姿を見詰める心のゆとりを持って欲しい。

 

そうすることによって、心にプラスのイメージが描かれ、自信がついてくる。

 

ラウンドの後は、少し時間を取って、

プレー中に自分が下した正しい判断と思い通りに打てたナイスショットを、

ゆっくり振り返って欲しいものである。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

続きます。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 "PAR"式戦略とは

 

結果への対応

 

プラス面を評価しよう 〜(1)

 

最高のプレーをするために求められる精神面は、

正しいスウィング・テクニックの場合と同じように、

鍛錬の繰り返しによって”心に刻み込まれ”なければならない。

 

練れた心であらゆる状況に対応する習慣を培い、

直情的な対応を排除することが必要だ。

 

プレーにとって有害な習慣の一つに、

上手くいかなかったことに拘泥する傾向がある。

 

このような癖を捨て、プラス面を引き立たせることが大切だ。

この点は、アンディという名前のツアー選手と交わした会話に如実に示されている。

 

あるトーナメントの初日のラウンドが終わった時、

私はアンディにその日の結果を聞いてみた。

 

「全体としては、まあまあでした」とアンディ。

「しかし、一つのホールでクラブの選択を間違って、ダブルボギーを出してしまいましてね」。

 

聞いていて私は、てっきり彼は1オーバーか2オーバーで回ったものと思った。

だがその後、スコアボードで彼の各ホールのスコアを見て、私は大いに驚いた。

 

イーグルを一つ、バーディーを四つ出していたことに、

私と話している時、アンディはひと言も触れなかったのである。

 

我々は、あまりにも頻繁に自分のマイナス面を誇張し、プラス面を過小評価する。

 

多くの場合、我々は自分自身にとって最も意地悪な批評家となり、

ほとんどすべてのショットにケチをつけたがる。

 

ナイスショットの場合もそうだ。

 

我々は、自分が犯した失敗で大騒ぎしなければそれから何も学べないという

(おそらく子どもの頃からいつも抱き続けてきたに違いない)

ある種の固定観念にとらわれている。

 

だから、思い通りのショットが出ないと、自らを責めるのである。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

続きます。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 ”PAR”式戦略とは

 

結果への対応

 

自分をあまり責めない 〜(2)

 

そこから、このドリルの後半が始まる。

 

生徒たちは、前と同じ文章を読み上げるが、

今度は友人の名前ではなく、自分自身の名前を言わなければならない。

 

そうなると、大半の生徒たちの声は、ほとんど聞こえないくらい小さくなる。

そこで私は、もう一度復唱して欲しいと言う。

 

見ると、多くの生徒は悲痛な表情を浮かべている。

緊張で顔が強張るのを避けるため、無理に笑おうとする者もいる。

胸が押さえ付けられるような気がするとか、喉元が強張ってくるとか言う者もいる。

 

我々のほとんどは、

「大丈夫だ。誰だってミスショットするんだから」と友人に言う方が、

同じことを自分自身に対して言うよりはるかに易しいことを知っている。

 

一般的に言って、人は何か失敗を犯すと自分自身を厳しく批判し、

弁解や挽回の機会を自らになかなか与えようとしない。

 

ちょうど前述の性悪のキャディーに苛められているのと同じように、
我々は時々、コース中の至る所で自分自身を責め立てる。

 

不調の時は、追い打ちをかけるのは止めた方がいい。

 

ミスショットが出て、次打を深いラフや林の中から打たなければならないとしたら、

それによって我々はすでに十分な罰を受けているのではないだろうか。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ですね。

 

静かに、受け止めましょう。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 ”PAR”式戦略とは

 

結果への対応

 

自分をあまり責めない 〜(1)

 

ゴルフをする者は、概して自分に厳しすぎる。

そして、自尊心をさまざまな行動の結果にあまりにも安易に結び付けすぎる。

 

だから、一つのショットの出来栄えや一つのホールのスコアが悪いと、

アベレージ・ゴルファーの自尊心はいたく傷つく。

 

そして、乱調になってくると、

我々は自分自身の人間としての基本的な善性を疑い始める。

そして、「おれは、なんてドジなんだ」などと言い出すのである。

 

人間である以上、人は誰でも失敗を犯すことは分かっているのにもかかわらず、

我々は自分自身がミスを犯すことを容認できない。

 

この点を如実に示すドリルがある。

まず私は、親友がミスショットした場合をクラスの全員に想定させる。

 

そして、「大丈夫だよ、(  )君。誰だってミスショットするんだから」

という一文を読み上げて、空白の部分に友人の実名を書き込ませる。

 

次に、実際にその友人に話しかけている場面を想定して、

全生徒が一緒になってその台詞を読む。

 

この文章を何回か繰り返し読み上げた後、

このドリルをやっていてどんな気持ちになったか、話し合う。

たいていの生徒は、友人を励ますことが出来ていい気分だったと言う。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

よくあることですね・・・。

 

続きます。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 ”PAR"式戦略とは

 

結果への対応

 

よくないキャディーはお払い箱に 〜(3)

 

ゴルファー役を買って出た生徒がスウィングをし終えると、

私は次にこう言う。

 

「お客さん、ひどいショットでしたね。

スライスして林に入ることは、初めから分かっていたじゃないですか。

いつになったら、ちゃんとしたプレーが出来るようになるんですか」

 

そこで私は、もしこのようなキャディが付いたらどうするかと、

生徒たち全員に尋ねる。

 

生徒たちは通常、口を揃えて「そんなキャディーは首にする!」と答える。

 

次に私は聞いてみる。

「さあ皆は、このキャディが言ったことの一つでも、

ラウンド中に自分自身に言ったことはないかな」。

 

生徒たちが縦に振る首の動きが、波のようにクラス全体に広がり、

悔恨の情を表す低いうめき声が随所から聞こえてくる。

 

そこで私は次のように止めを刺す。

「コースで独り言を言って自分を責めるのは、

口うるさいキャディーを連れて18ホール回るのと同じなのだ。

そんなキャディーは即刻首にすること。

そして、自分こそ自分自身の最高の味方であることを、決して忘れてはいけない」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これは、気をつけないとダメですね。

ネガティブなことを言っていると、実際も、そうなってしまいますね。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 ”PAR"式戦略とは

 

結果への対応

 

よくないキャディーは、お払い箱に 〜(2)

 

我々がコースで言う独り言の内容は、プレーに強い影響を及ぼす。

 

なぜなら、我々は、単に自分に語り掛けているのではなく、

同時に独り言の中身を聞いているからである。

 

自分が味わっているマイナスの感情を自分の耳で聞けば

精神状態に良くない影響が生じるし、

その結果として生まれる精神状態は必然的にプレーの質を左右する。

 

私は”よくないキャディーはお払い箱にする”エクササイズを使って、

このテーマを自分のゴルフスクールにおける授業に取り入れている。

 

生徒の一人にゴルファー役を務めてもらい、私はキャディー役を演じる。

ゴルファーにドライバーを渡しながら、キャディーの私はこう言う。

 

「お客さん、スウィング中にしなければならないことを、お願いだから全部覚えておいて下さいよ。

皆がお客さんを見ていますから、恥になるようなことはしないで下さいね。

それと、後ろの人を待たせていますから、早くショットしてはどうですか。

あ、それから、いつものようにスライスして林にいれたりしないようにして下さいよ・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これじゃあ、まいっちゃいますよね。

 

続きます。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 ”PAR"式戦略とは

 

よくないキャディーは、お払い箱に

 

あなたは、コースで独り言を言うタチだろうか。

言うとしたら、大声を上げるほうか、それとも人に聞こえないように呟くほうか。

あるいは、どちらも少しづつやるタイプだろうか。

 

自分や相手がコースで何か言っても、我々はその内容に普段はあまり注意を払わない。

だが、注意を払う必要は、どうやらありそうなのである。

 

我々が何かについて独り言を言う場合、特定の感情が反映される。

 

もし、”このショットは、どう打ってもうまくいかないな”と呟いたとしたら、

実際のショットが成功する可能性は少なくなる。

 

逆に、”ここで何をどうしたらいいか、よく分かっているさ”と呟くことが出来れば、

成功する可能性は高まるのである。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

よく言われることですね。

 

続きます。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 ”PAR"式戦略とは

 

砂袋のひもをほどこう 〜(3)

 

「明日コースに出たら、スコアはつけないで、とにかくプレーを楽しみなさい。

どんなスウィングで打っているか、ボールがどこへ飛んだかなどはいっさい心配しないで、

とにかくボールを打つことを楽しんで欲しい。

ただし、一つだけやって欲しいことがある。

スコアカードに”不安”と書いて、スウィングに不安を抱いたら、

その都度チェックマークを書いていくことだ。

チェックしたら、もうそのことは忘れて、次のショットに向かいたまえ」

 

次に会った時、ブレットはご機嫌だった。

 

「先生、コースであんなに楽しい思いをしたのは数カ月ぶりでした。

”不安”のところを12回チェックしましたが、

おおかた、ターゲットを設定してボールをそこに送り込むという、

昔と同じやり方でラウンド出来ました。バーディーがたくさん出ましたよ」

 

それからのブレットは、ラウンド毎にスウィングに不安を抱かないようになり、

それに伴ってスコアも良くなり、プレーすることが以前よりはるかに楽しくなったのである。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

チェックマーク方式ってよく使いますね。

 

それにしても、スコアを付けないでラウンドするのは、なかなかできませんね。

たまにしかコースに出られないから・・・。

 

 


「禅ゴルフ」(ジョセフ・ペアレント)

PART2 ”PAR"式戦略とは

 

”砂袋”のひもをほどこう 〜(2)

 

「このゲームにおける精神面の障壁は、体に括りつけられた砂袋のようなものだよ」

と私は説明した。

 

「もし、手首と腰と膝と肘と首に砂袋が吊るしてあったとしたら、

どれほどうまくスウィングできるだろうか」。

 

ブレットは、今の自分は砂袋を結び付けられて身動きできないような気持ちですと言う。

そこで私はこう話した。

 

「私に仕事は、君が砂袋の所在を突き止め、

結び目を一つづつ解いて自由になる手助けをすることだ。

結び目を一つ解くたびに、君がすでに身に着けている正しいスウィングが、

その分自由にできるようになると思うよ」

 

「ゴルフでは、ダイビングや体操やフィギュア・スケートとは違って、

スウィングの技術点や芸術点を採点する審判員はいない」と私は続けた。

 

「君の問題は、

プレーをすることより”いいスウィングをする”ことに気を取られていることのようだ。

正しいスウィングをしようという強い気持ちがプレー自体を妨げているようだ。

どのようにスウィングしようかと考えているうちに、

考えること自体が主たる関心事となってしまい、

まともなスウィングが出来なくなっているようだ。一つ宿題をあげよう」

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

続きます。

 

 


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