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  • 2019.05.18 Saturday
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スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

パターは「自信が持てる」ものを

パターに関しては、
14本のセッティングで唯一、スペック的な解説を省きました。
というのも、パターは「究極のエキストラクラブ」と言えるからです。

他のクラブと異なり、フルスウィングはしません。
そのため、長さ・重さ・バランスといったスペックで、整合性を取る必要がないのです。

ウエッジと同じ長さだから、総重量をそれに合わせる、
なんてことをしたら、とてもスムーズには打てないでしょう(笑)。

構えがしっくりくる、スムーズに振れる、狙った所に打ち出せる、距離感が合わせやすい。
実際に試してみて、
こういったフィーリングがつかめて自信が持てれば、それがあなたのベストパターです。

・・・・・・・・・・

「あとがき」から

数多くある優れたクラブの中から、
自分のスウィング・プレースタイルに合わせて選ぶのは、プレーヤー自身です。
また選んだクラブを使うのもプレーヤーなのです。

つまりどんな時でも、プレーヤーは「主人公」でなければいけないということを、
考え方の中心に据えてください。

キャリアは長いのに平凡なスコアを出し続けて、勝手に自分の限界を決めているゴルファーほど、
道具の使い方を理解すれば一気にスコアアップが望めます。

「技術」ではなく「知識」で、そのカベを打ち破ってください。

いいスコアが出たときのことを思い出してください。

すべてが80点以上のショットでしたか?
スーパーショットを連発していましたか?

そうではなく、60点ぐらいのショットが続きながらも、
致命的なミスがまったくなかったパターンではないでしょうか。

つまり「死なない」=「次のショットにつなぐ」ということが、スコアアップで一番重要なことなのです。
それには、クラブの性格を正しく理解して選択することが不可欠になります。

オンリーワンのセットによってコースに対しての対応力が自然に上がり、
致命的なミスが減り、スコアもよくなっていく。

そう考えていけば、今までよりももっとプレーの楽しみやクラブを考えて探す楽しみが増え、
ゴルフがさらに面白くなるはずです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これで、この本は、終了です。
「スコアアップできない原因の50%は、間違いなくあなたのクラブです」(鹿又芳典)

結構、勉強になりましたね。

悪かったこと(悪かったクラブ)を修正して、
良かったこと(良いクラブ)を確認することが出来ました。

また、歳をとってくると、色々現状では無理な場面が出てくると思いますので、
素直に、身体に耳を傾けて、その時々に合ったクラブを選択しん直すことも必要ですね。




 

スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

第6章 スコアの安定性を底上げする「14本を生かし切る」セッティング

グリーン周りではパターより「チッパー」


バンカーやラフといったハザード以外にも、グリーン周りでは
「ザックリ」や「シャンク」のミスでスコアを崩すパターンも、かなり見られます。

これはアベレージに限らず、
上級者でも何かのきっかけで上手く打てなくなる事例がよくあります。
これがトラウマになって「アプローチイップス」「シャンク病」などと呼ばれたりします。

これを防ぐには、とにかく成功体験を増やすことです。
そのため、一時的でもミスが連発するウエッジ類を握らない方法を考えてもいいでしょう。

この場合のオススメ「エキストラクラブ」は、いわゆる「チッパー」です。

7〜9番アイアンでチップショットといっても、
一度ザックリをやってしまうとやはり似たようなミスを重ねるものです。
これに嫌気がさして、パターで寄せようとするようになったとしても、ラフでは通用しません。

ですが、ロフトがあり、確実にソールが滑って抜けるチッパーならザックリは絶対起きません。
最近、大手メーカーでこのクラブが復活してきたのは、その優位性が認められたからでしょう。

とはいえ、どうしてもチッパーは好きになれないという人もいるでしょう。
廻りからヘタクソに見えるクラブ(長尺パターなど)を敬遠する気持ちもわかります。

そういう人は、
バウンスの利いたSW(ロフト56度)を使い、徹底してソールを滑らせることです。

ザックリやトップは「刃から入れる」「上から打ち込む」意識が原因です。
このイメージでプロが使うようなバウンスの小さいウエッジを使うからいけないのです。

グリーン廻りでは「ダフリOK=ソールが滑る、抜ける」がやさしいクラブの基本です。
また、フルショットを考えなければ、多少ヘッドが重くてもスウィングは壊れません。
スピードが出せない分、重さや抜けの良さで対処してみてください。

「エキストラクラブ」を加えることは、自分のプレースタイルの弱点を見つめ直すことであり、
それを道具に頼って改善することは、非常に賢明な手段です。

ショットの悩みや不安をクラブで解消しておけば、
コースマネジメントやパットへの集中力を高めるという、
もっと高レベルのプレースタイルに移行できます。

「ミスショットでも死なないから崩れない」「パットが入ったから好スコアが見える」
・・・・・そういう、ラクで楽しいゴルフを、道具選びで「セッティング」してください。


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「チッパー」は、私も、オススメです。

「グリーン周りのラフ」といわず、エッジのすごく薄いラフでも、
パターでなくて「チッパー」を使っています。

パターだと、グリーン上でも時々、ダフッたりしますが、
「チッパー」だと、最初から「ボールだけを打つ」と決めているのでそれがありません。

エッジからなら「カップイン」を狙っています。

ですが、市販の「チッパー」は、「いろんな状況に対応できるように」と、
ロフトが寝ているものが多いですね(一概には、言えないのかもしれませんが)。

やはり「チッパー」は、「上げる」じゃなくて「転がして」使うものだと思います。
なので、私の場合は「8番アイアンを短くして」使っています。
(7番とか、6番とかも、有り。でしょう)

「ヘタクソに見えるクラブはどうも・・・」と思っている人に、
「チッパー」で、ピッタリ寄せて、あるいはカップインさせて、見せ付けてあげましょう。



 

スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。今日は、ゴルフ・レッスン!!

第6章 スコアの安定性を底上げする「14本を生かし切る」セッティング

状況限定「お助け」クラブの効用


ここからは、
200ヤード前後よりシビアな「ショートゲームエリア」について考えてみましょう。

クラブの入れ替え方、外し方は先ほど述べたやり方と原則的には同じです。
ただし、100ヤード以内ですからウエッジを外す、ということはありません。
番手はそのままで、ロフトやバウンスといったスペックを見直すことになります。

外す番手が必要な場合は、フェアウェウッドやユーティリティから間引くことになります。
グリーンに乗る確率の低い距離で使う番手より、
グリーンを外した後のスコアを減らすクラブを重視するのは当然です。

たとえば「LW」を入れたいからといって、「SW」を外すことはないはず。
「3番ウッド」や「3番ユーティリティ」を外すほうが、スコアメイクには有効です。

では、具体的にこのエリアで活躍出来そうな「お助け」クラブを挙げてみましょう。

何といってもアベレージが苦手にしているのは「バンカー」と「深いラフ」です。
1発で脱出できなかったために、ダブルボギーやトリプルボギーを叩いてしまう状況です。
林の中と同じで、OBより打たされてしまうわけです。

ここから1打で確実に出せるクラブがあれば、
安定した「90切り」、「80切り」の可能性も見えてくる人は多いのではないでしょうか。

特に、「80」そこそこも出せるけど「100」も叩くというスコアの波がある人の場合、
1、2ホールの大叩きがあるかないか、という違いでしょう。

その1ホールの内容も、OB連発というよりは、
バンカーから出なかった、ラフを往復した、その結果パットも荒れて叩いてしまった。
こういう流れだと思います。

1発で出せる「エキストラクラブ」とは、どんなものでしょう。

アベレージクラスに聞くと、ほとんどの人が「ロフトの大きいLW」と答えます。
ロフトが大きければ打球が高く上がって、バンカーのアゴでもラフの草でもラクにクリアできる、
と考えるのです。

ですが、これは大間違いです。

ロフトが大きすぎると、ヘッドがボールの下を潜る「ダルマ落とし」のような状態になるため、
ボールに脱出するだけの力が上手く伝わりません。

結果、ボールは力なく浮き上がるものの、前方へ飛ばないためバンカーやラフから出られない。
そこで大きく強く振ると軌道がブレてトップし、大ホームランとなるわけです。

正解は「ヘッドの重い、バウンスの利いた、ロフト56度のSW」です。

アプローチでは大きなバウンスが跳ねてしまったり、
ヘッドの重さで打球が強くなりすぎるために使えませんが、
バンカーと深いラフではこれほど頼りになるスペックはありません。

ロフト56度も決して少なすぎず、
フェースを開くことで十分な高さと、ソールが滑って前方への推進力をボールに与えてくれるので、
ラクに脱出できるようになるのです。


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私の場合の「P/S」は、ロフトが何度か分かっていませんが、
多分、「52度」か「54度」くらいではないかと思っています。

以前使っていた「SW」だと、「ボールは上がるが前に進まない」って感じだったので、
これに変えたら、なんとか、脱出は出来るようになりました。

「出ない」ってことはなくなっているので、
そういう意味での「お助け」クラブは、私には、必要ないかな。と思っています。

・・・・・・・・・・

今日は、
先日、同伴でラウンドして貰った時にお願いした「島プロ」のレッスンを受ける予定です。
自分としては「ドライバーの安定性」が教えてもらいたい一番です。

いままでの「42.5インチ」に加えて「45.0インチ」を追加したので、
「安定性」とともに「飛距離アップ」も出来ればいいなと思っています。

前回のラウンドでの「酷いスウィング」は、
冷静になった今は、だいたいの原因は思いついています。

多分、「下半身が動きすぎていた」んじゃないかと思っています。
バックスウィングで後ろに引く時に、下半身もつられて後ろに・・・・・。って感じ。

まあ、楽しみに出掛けます。



 

スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

「外れ番手」を活用する

「エキストラクラブ」で入れ替えを考えることは、
各番手の使用頻度と、結果に対する期待値の低いものを選り分ける作業になるわけです。

これは、自分の各番手に対する意識や苦手部分を見つめ直すことにつながります。

「3番ウッドはゴロしか出ない、7番ウッドは引っかかる。使いたくないなあ・・・」
という人の場合、両方外して「5番ウッド」1本にする手があります。

これで「エキストラクラブ」を1本、自由に選べます。
そう、2本の役割を1本にまかせられれば、1本分の余裕ができるのです。

「7番ウッドを短く持つことでまかなえるから、3番ユーティリティは外す」
「少しロフトの立った4番ユーティリティを入れることで、3番ユーティリティを外す」
というように、長さやロフトといったスペックを見直すことで
「飛距離の階段」との取り組み方をかえるのも有効です。

どうしても「1本減らす」と考えるだけで、スペックにもこだわるようになる。
ここまでくれば、セッティングセンスは十分、上級者の域です。

さて、工夫して作ったスペースに入れる1本はどんなクラブがいいか。
もちろん「一方通行」が基本ですが、その度合いをどう考えるかも大切です。

とことん「保険をかける」なら、
極端なスペックや番手を選ぶ方が有効な場合も結構あります。

絶対左へ行かせたくない場合から、いくつか例を挙げてみましょう。
ティグランドで距離を出したい場合、3番ユーティリティより「2番ユーティリティ」が有効です。

フェアウェイから打てなくても、どうしてもティショットで使いたいホール
(打ち下ろしや向かい風といった条件で)があれば、入れることを検討すべきです。
この場合、オススメではなかった「アイアン型ヘッド」もプラスに考えられます。

また、ドライバー自体のスペックで考えることもできます。
8度ぐらいの少ロフトで、やや硬めのシャフトなら、いくら叩いても左には行かないでしょう。

ただし、ラウンドを通して考えた場合、右に行きにくいもう1本のドライバーや、
捕まるティショット用3番ウッドを組み合わせる必要があるかもしれません。

3番ウッドでも「ロフト13度」といった捕まりにくいスペックなら、
左避けのティショット用に利用できます。もちろんフェアウェイではつかえませんが。

絶対右に行かせたくない場合は、「9番ウッド」や「多ロフトの3番ウッド」が有効になります。
他の状況では使えないぐらいのほうが、安心感も倍増します。

ちなみに、これらの案は「スウィングを変えない、乱さない」スペックであることが第一条件です。

たとえば本来は左に行きやすい7番ウッドを、シャフトを重くすることでリリースが遅れると、
左に行きにくくなります。

ですが、こういったスペックの調整は、スウィングに悪影響が出る危険性があります。

「捕まり」に関するスペックは極端でもOKですが、
「振りやすさ」「打ちやすさ」に関するスペックはいじらないようにしてください。

「気持ちよく振れて、捕まらない」というのも変な話ですが、「一方通行」に対してはアリです。

「気持ちよく振れない分、捕まらない」はセオリーですが、
これをセッティングに取り込むことは、上達にブレーキをかけてしまいます。


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「外せるクラブ」が1本あります。5番アイアンです。

芝の上からでは、ほとんど使い物にならない。
ティアップで=145ヤードを打つ(6番アイアンと5番ユーティリティの間の距離)。

まあ、5番UTを短く持てばすみそうですね。
じゃあ、そうしたとして、何を入れるか。

今、試してみたいと思っているのは「普通の長さのドライバー」です。

今は、短尺(=42.5インチ)を使っていますが、
そこそこ、スウィングも安定してきて、もしかして、いけるんじゃないかと・・・・・。
とりあえず、中古の安いのを手に入れてみようかとは思っているのですが・・・・・。



 

スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

第6章 スコアの安定性を底上げする「14本を生かし切る」セッティング

「逃げ筋」のクラブを考える


先ほど述べた「捕まり」の話を思い出してください。
あのクラブ別の特性を「大ケガするエリア」の対処に生かすのです。
絶対避けたいサイドに飛ばない「逃げ筋」を、クラブに作らせるのです。

200ヤード前後の距離なので、フェアウェイウッドとユーティリティを中心に考えましょう。

基本的にヘッド後部が大きいフェアウェイウッドのほうが重心角も大きく、右へ行きにくくなります。
また3番ウッドよりもロフトが大きい7番ウッドの方がよく捕まります。

ユーティリティはオススメの「中間型」「ウッド型」でも、
それほど重心角は大きくないので、左に行きにくくなります。
また、ロフトが立つほど右に出やすくなる傾向が強まります。

・・・・・・・・・・

私が言いたいのは、180〜210ヤードで「余計な細工」をせずに、
確実に右避け、左避けをしながら、かつ打球の高低を調整できるクラブがあれば、
プレーが絶対的にやさしくなるということです。

グリーンを捕えるスーパーショットを打つためではありません。
死なずに次のショットでスコアをセーブする可能性を残せるクラブを選べているかどうかを、
自分のスウィングや、ホームコースに照らし合わせてよく考えて欲しいのです。

このエリアでのクラブの入れ替えを考えると、
9番ウッドと3番ユーティリティのように等距離のクラブ同士を入れ替える方法が1つ。

同じ距離の「逃げ筋」を2通りにするため、
あえて前後のクラブ(この場合は7番ウッドか4番ユーティリティ)を抜く方法が1つ。

それと、使用頻度や結果の期待値が低い番手を1本(3番ウッドなど)抜く、という計3パターン。
ですが実は、もっとクレバーな方法もあります。


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180〜210ヤードは、私には”無い=打てない)”距離なので、
考えるのは、150〜170ヤードの距離帯になります。

とすると、現状では、5UT=150、4UT=160、3UT=170ヤードなので、
(ちなみに、ティーアップした、2UT=180、1W(DR)=190ヤード)
もう他には、選択肢はなさそうですね。

しいて言えば、コントロール出来そうもないときは=潔く、”刻む”しかありません。



 

スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

弱点をカバーする考え方

自分の弱点をカバーするために
「飛距離の階段」とは別のニーズから選ぶ「エキストラクラブ」を
1本、あるいは2本と加えていくことは、非常に有意義です。

スコアアップに対して、ギアを換えることの優位性を理解し、
貪欲に吟味する姿勢が身についたと言えるからです。

パターを除く13本で「飛距離の階段」が上手く出来上がっている場合、
「エキストラクラブ」を入れる余地がないように見えます。

ですが、その弱点をカバーするクラブが加わることで、
1ラウンドのスコアがどれだけ減らせるかを考えてみてください。

グリーン周辺のバンカーやラフで、同じミスを繰り返して増やしている打数。

方向や距離感の定まらない斜面から強引にグリーンを狙い、
OBや林に打ち込んで上乗せしてしまった打数。

「飛距離の階段」から1、2本外すだけで、
この余分な打数を確実に減らせるのです。

大切なのは小技エリアか、200ヤード前後か

上級者、アベレージを問わず、
コースで苦手となりやすいエリアは2つあります。

1つは「もう後がない、致命的なエリア」で、
もう1つは「ペナルティを受けてそのラウンドを台なしにしてしまうエリア」です。

まず「致命的」なのは「ショートゲームエリア」です。
ここでのミスはリカバリーのしようがなく、確実にスコアを増やしてしまいます。

ピンから100ヤード以内は、単純なフルショットではなく、
加減したスウィングを要求されます。

スピードを乗せられない分、軽いダフリでもヘッドが抜けないザックリになったり、
軌道がブレてトップが出たりします。

また、ボールのライも、ラフや斜面、バンカーなど様々な状況になりやすく、
ピンに寄せる以前に、
グリーンに乗せる、1発で脱出することさえ難しくなることがあります。

本来は練習量を増やし、ショット技術を高め、
ミスを減らしていくのが上達の王道でしょう。

しかし、月イチのラウンドがせいぜいのアマチュアが、
あらゆるライへの対応技術を身につけるには、いったい何年かかるでしょう?

また、その間にミスを繰り返してしまうことで、苦手意識がトラウマになり、
スコアメイクを台無しにし続けるかもしれません。

それを防ぐためにも、
苦手場面を上手くやり過ごせる「エキストラクラブ」を手に入れ、
真理的な負担を無くすことも大切なのです。

「大ケガするエリア」とは、
グリーンから200ヤード前後離れた地点です。

やはり斜面やラフといったボールのライの問題から、
風の影響、視界に入る池や崖の不安も含めて、非常に無理をしがちな場面です。

結果、判断ミスやスウィングの委縮により、
OBや林に打ち込むといった大ケガをしやすいのです。

このエリアは比較的、対応がカンタンです。

一番やさしいのはレイアップ=刻むことです。
ウエッジ類で打てば、どんなライからでも「大ケガ」はしません。

もちろん。スコアアップを目指すのにそこまで消極的になる必要もありません。
右か左か、自信を持てる「一方通行」のクラブをセッティングすればいいのです


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは、「ショートエリア」ですが、
私の場合は、エッジ周辺のラフは、出来るだけCP(チッパー)を使っています。

パターと同じような感じで転がしていくので、安全です。
タッチを出せるようになるには練習が必要ですが、これはどれでも同じことですね。

私が、CPと呼んでいる物は、
「8番アイアンを、パターと同じ長さに切って、ヘッドに鉛を貼ってます」。

SWや、PWだと、前述のように、「ザックリ」も「トップ」も出ます。
「転がし」が一番安全ですね。

次に「200ヤードエリア」ですが、
私の場合は、「200ヤード飛ぶクラブ」は持っていません。

以前は「フェアウェイウッド」で結構頑張っていました。

左へのプルや、右へのプッシュや、いろいろ出てしまうので、
すべて「ユーティリティ」にしています。

アイアン感覚で打てるので、比較的「真っすぐ」に行きます。
もちろん、それでも、安全サイドに打っていくことには変わりありません。

でもって、当然、「絶対に届かない」時には、
無理して長いクラブは持たないのは当然ですね。





スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

第6章 スコアの安定性を底上げする「14本を生かし切る」セッティング

「オーバーラップ」で隙をなくす


右に行かせない、
ということで重心角以外にも「ライ角」をアップライトにする方法もあります。

ですが、ライ角で捕まり具合を調整するのは、あまりオススメできません。

特にドライバー以外は、捕まりを調整するためにライ角をいじると、
インパクトで接地することから、ライへの対応力で制約を受けてしまうからです。

最近のアイアンは、ライ角がややアップライトなものが増えていますが、
これは結構打ちやすいはず。

というのも、ソールの接地部分がヒールよりの半分程度になるぐらいなら、
そこそこ抜けも良くなり、ヘッドターンもスムーズに行なえるので、
打ち出し方向をコントロールすることができるからです。

逆にフラットすぎて、トゥ側のソールから接地してしまうと、
フェースの向きがコントロールできず、打ち出しも不安定になります。

このことから、ライ角は「適正よりフラットにしない」ということを心がけるできで、
これによって打球の方向性を決定しようとするのは危険です。

ドライバーの大型ヘッドで重心角を大きくできず、
それでも捕まりを改善しようとした段階では、
やたらとライ角がアップライトなモデルが出回りましたが、今ではかなり減りました。

ライ角をイレギュラーにすることでの見た目の違和感、
特殊な操作性はやはり使い勝手が悪かったのです。

「番手ごとの死なないエリア」とは「左右の安全圏」だけでなく、
飛距離の変化、つまり「番手の許容範囲」も考慮していかなければいけません。

「飛距離の階段」を考えるレベルになると、
つい「150ヤードは7番」と決めつけてしまうようになりがちですが、
大自然が相手のゴルフでは、これは通用しません。

たとえば「フェアウェイの良いライよりもティアップしたほうが飛ぶ」
「斜面では100%のスウィングはできない」というように、
1つの番手でもボールのライや、風などの状況によって飛距離は変わるはずです。

もちろん、芯に当たった場合とそうでない場合、
また日ごとの体調でも、飛距離は1割ぐらいすぐに変わってしまいます。

そういったことをすべて含めて、
番手ごとの「飛距離のタテ幅」を把握しておく必要があります。

飛距離の幅が1割ぐらいあると考えると、ショートアイアンで10ヤードちょっと、
長い番手では15ヤード前後といったタテ幅のエリアが見えてきます。
すると、番手ごとのエリアがオーバーラップしていくことがわかります。

たとえば6番アイアンの最大飛距離が160ヤードとすると、
エリアは「160〜145ヤード」と見えます。

すると、7番アイアンのエリアが「150〜135ヤード」となり、
「150〜145ヤード」ではどちらを選択してもOKということになります。

「飛距離の階段」の150ヤードという段に、
6番と7番の両方が足をかけているわけです。

同じ150ヤードでも、
手前にバンカーがあって絶対キャリーで越えたい場合は6番。
ピンがグリーン奥にあり、オーバーは禁物という場合は7番。
こういった「保険をかける」安全な攻め方を、組み立てられるようになります。

コースでは、練習場で打っている最大飛距離をイメージして番手を選んでいるうちは、
常にショートのミスや、力みの失敗がついて回るでしょう。

各番手の「飛距離のタテ幅」を目標に当てはめていくことで「ミスしても死なない」
「当たりが多少悪くてもオンする」という、
90切り、80切りのプレースタイルをつくれるのです。


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かなり、難しくなっていますが、
私の場合は、「最大飛距離をイメージ」しています。

なので、
ちょっと失敗のショットをすると、必ず「ショート」になります。

私の場合は、「いつでも80台」が目標なので、
どちらかというと、オーバーして「大叩きが怖い」わけですから、
「ショート」は「歓迎」じゃないけれど「許容範囲」と考えています。

それは、「ショットを失敗したから」と納得できます。

そして、「90切り」を考えた場合に、これで十分だと思っています。
「80切り」「シングル」が目標の人は、上記が絶対に必要なのでしょうが・・・。

自分が、「何を目指しているか」をしっかり把握することが大事ですね。






「スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

1つのクラブに多くを望まない

スペック選びの基本「重さx長さ」が整えば、
次は番手ごとに「死なないエリア」をしっかり考えましょう。

そのエリアに打球が集まるよう、他のスペックを考えるのです。

たとえば「左右」で考えてみます。

150ヤード以内なら左右のミスといっても、
OB=死んでしまうということは、あまりありません。

ですが、170ヤード以上では、
ちょっとしたブレでもOB の可能性はグッと高くなります。

ドライバーはもちろん、フェアウェイウッド、ユーティリティを選ぶ場合は
「ミスしたらどちらか一方」ということが、かなり重要になってきます。

「絶対これ以上、右へ出ない」「間違っても、左ラフより左へ行かない」といった、
「行きたくないサイドにカベができる」スペックを見つけると、
プレー中の安心感、クラブへの信頼感が強くなります。

打球の左右への曲がり度合いは「捕まり」に影響されます。

そのポイントとなるスペックが、
フェースとシャフト軸線から重心を結んだ線が作る「重心角」です。

よく、クラブをテーブルなどに寝かせ、端からヘッドを垂らすと、
フェースが斜め上を向きます。
これが上を向くほど「重心角が大きい」ということになります。

重心角は、重量がヘッド後方に集中するほど大きくなります。

ですから、ユーティリティよりもフェアウェイウッドの方が大きく、
捕まり性能も高いわけです。

また、同じカテゴリーでもロフトが大きくなると、
ヘッド重心は後方へ下がり、重心角が大きくなります。

5番アイアンよりも9番アイアンの方が捕まるわけです。
ただし、フェアウェイウッドやユーティリティの場合はちょっと微妙です。

リーディングエッジを前方に出す、つまり「刃が出た」形状にすると、
それほど重心角は大きくなりません。
引っかかりにくくするため、意図的にこの方法を協調したモデルもあります。

捕まりの度合いは
「弱ければ右に行く、強ければ左に行く」というものではありません。
正しいイメージは「弱ければ左に行きにくい、強ければ右に行きにくい」です。

つまり、重心角の大きいフェアウェイウッドを選ぶのは、
捕まったドローを打ちたいからでなく、右にそれるミスを防ぐため。

逆に重心角の小さいユーティリティやロングアイアンを選べば、
左に引っかける不安がなくなるので、気持ちよく狙っていけるのだと考えます。

スウィング調整をせずに、クラブまかせで「一方通行」にするのです。

バランスの取れたスウィングで、芯に当たるとき(1ラウンドに1回あるかな?)は、
どんなクラブでもナイスショットがでます。

スペック、特に重心角による捕まり性能は、
芯を外したとき(パットを除くほとんどのショットですね)に、
「行きたくないサイドのカベ」を作ってくれるのです。

自分のミスの傾向をよく吟味して
「絶対に右に出ない番手」や「確実に左を避ける番手」を、
上手に組み合わせてください。


・・・・・・・・・・・・・・・・

私の場合は、
「左に引っかける」のが、イヤなので、フェアウェイウッドは入れていません。

ユーティリティでも、時々、「引っかけ球」が出ることがありますが、
必ずといってよいくらい「ボールの位置」を、”あいまい”のままに打ったときです。

「ほぼ、真っすぐに打てるだろう」という「ボールの位置があって」、
それより「左側にボールを置いたとき」に「引っかけ球」が出やすくなります。
で、「右側にボールを置いたとき」は、「プッシュ・スライス」です。

なので、左に行かせたくない時には、ちょっと右にボールを置き、
右に行かせたくないときは、ちょっと左にボールを置きます。

この「ちょっと」が難しいのですが・・・。
やりすぎると、スウィング自体がおかしくなってしまいますから・・・。

それと、170ヤード以上打てるクラブといえば、
私の場合は、2番UT(=180ヤード)、3番UT(170ヤード)の2本だけです。

2番UTの場合は、ティーアップしての、ティーショットだけなので、
「十分にボールの位置」に注意しています。

芝からの3番UTの場合は、前述の「行かせたくない方向」を考えて、
「ボールの位置」を微調整します。

まあ、ちゃんと打てなければ、ダメですけどね。
パットでも、芯で打てないことの方が多いのですから、なんとも・・・です。






スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

第6章 スコアの安定性を底上げする「14本を生かしきる」セッティング

「重さx長さ」が最優先スペック


各クラブの統一感を作り出すスペックは
「総重量」と「クラブ長さ」の兼ね合いです。

すごく単純な話ですが、長いものは軽く、短いものは重くすると、
振り心地が似てくるということです。

基本的には第1章のドライバーで説明した「スウィングウェイト」の発送ですが、
やはりシャフト重量の違いが、ユーザーの勘違いを生み出しています。

「総重量」を「ヘッド重量」と「シャフト重量に分けて考えることが大切です。

ヘッド重量は、その番手の基準のクラブ長さによって、
よほど特殊な軽量設計でない限り、ほぼ決まっています。

5番ウッドよりは7番ウッド、5番アイアンより6番アイアンと、
同一モデルではロフトが大きいものほど重くなっていきます。

短くなるほど重くなる、という点では、ヘッド重量はOK。
怖いのは、やはりシャフト重量です。

ヘッドの番手ごとの重量差は5〜7grですが、
シャフトは20gr以上も変わることがよくあります。

つまり、ヘッドを7gr重くしても、
シャフトが10gr軽ければ総重量は減ってしまうという、逆転現象が起こるわけです。

アマチュアのキャディバッグをのぞくと、
セット販売のアイアン同士では起こりませんが、
フェアウェイウッドやユーティリティでは結構こういったチグハグを見かけます。


7番ウッドには70gr台のシャフトが入っているのに、
ユーティリティの3番は60gr台のシャフトで使っている、
などといった例はザラです。

また、モデルの違うフェアウェイウッド同士で、
シャフトの重量差が逆転現象を生んでいることもあります。

おそらく、ドライバーより軽いアイアンを使っている人はいないはず。

問題になるのはフェアウェイウッドとユーティリティ、
それもシャフト重量をチェックすべきなのです。

自分のクラブの、
番手ごとの「長さ」「重さ」「ロフト」「飛距離」をチェックするのです。
「飛距離」はキャリーとランを分けて考えてください。

ロフト以上の飛距離差の大小があれば、
まず「重さx長さ」のバランスを疑ってみてください。

特に注意すべきはフェアウェイウッドの重量です。

ユーティリティとの重量の逆転チェックはもちろんですが、
ドライバーとの重量差が少なすぎるのも問題です。

3番ウッドで、ドライバーより20gr以上は重くないといけません。

フェアウェイウッドやユーティリティは、後から買い足すことが多く、
イメージが「お助けクラブ」という感じがあり、
つい「振りやすい=軽い」を選んでしまいがちです。

ですが「振りやすい=打ちやすい」ではありません。
適正な重さがあってこそ、スウィングも乱れず、ラフへの対応力も増すのです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の場合は、
フェアウェイウッドが”苦手”ということもあって、外してしまっています。

そして、ユーティリティを、2番〜5番で、入れています。

イメージは、あくまでも「アイアンの延長線」という感じで、
「重量」や「長さ」の流れを、重要視してセットしました。

アイアン、ユーティリティとも同じメーカーで、
「長さ」はこちらで指定した、セミ・オーダーです。

フェアウェイから長い距離を打てるクラブがないのですが、
そもそも、あったところで”上手く打てる”はずがないので、全然、OKです。




スコアアップできない50%は、あなたのクラブです。

第6章 スコアの安定性を底上げする「14本を生かしきる」セッティング

14本を「なかよし」にする条件


ここまでの話で、
ドライバーからウエッジまで、それぞれの役割は理解していただけたと思います。
ここからは、それをどうやってセッティングするかを考えましょう。

パターは別として、
フルショットするクラブ同士には「ケンカをさせない」ことを心がけてください。

「ケンカをする」というのは、1本だけ、もしくは何本かで
普段の気持ちいいスウィングとは違う
「別の振り方」をしなければ打てない状態を指します。

たとえば、アイアンは気持ちよく振れているのに、
ドライバーを同じように振ると、左右に曲がってしまう。
でも「ゆっくり振ると当たる、飛ぶ」という場合。

ここで「ドライバーは長いし軽いから、ゆっくり振るようにすれば大丈夫」と
割り切ってはいけません。

この「ゆっくり振る」と思うことが、既にストレスなのです。
たとえば道を歩くとき、1日中、片足だけゆっくり動かすことができますか?
どこかで無理が生じ、破綻をきたしてしまうでしょう。

また、その合わないドライバーを一生懸命練習してしまい、
そこそこ上手く打てるようになると、
他の自分に合っているクラブが当たらなくなってしまいます。

無理を重ねているうちに、
自分本来の気持ちのいいリズム、スウィングを壊してしまうわけです。

どちらか一方しか当たらない状態、
これが「クラブ同士のケンカ」ということです。

どのクラブも「同じように気持ちよく振れる」ということが、
クラブ同士の「ケンカをさせない」ということです。

この場合、それぞれのクラブが弾道をそろえるというわけではありません。
アイアンは気持ちよく振るとフェード。
同じように振るとフェアウェイウッドは軽いフック。
ドライバーは軽いスライス・・・ということでも、問題ありません。

気持ちよく振れるということは、
結果が安定して、リピータブルになるということです。
これで、そのクラブはコースで使える武器となります。

振りやすさは、それぞれのスペックで決まります。
まずこれを統一した上で、
弾道を調整したければ、それなりの特性を持ったヘッド機能や番手を選ぶ、
つまり「別の武器」に換えていけばいいのです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「にわとりと卵」ではないですが、
道具(クラブ)とは別に、スウィングの完成度というのはありますね。

つまり「クラブが先か、スウィングが先か」ということです。

確かに、以前の私は、
アイアンは良くても、ドライバーが同じように振れなかったり、
逆に、ドライバーが振れているのに、アイアンがダメ。なんていつもの事でした。

3年前くらいに、クラブを換えてから、スウィングが安定しだした・・・かな、
スウィングが安定しだしたので、合った、クラブに換えたのかな・・・。

同時進行だったので、判然とはしませんが、
現在は、どちらも気持ちよく振れています(違和感がありません)。

やはり、引き金は、「体格に合った」「体力に合った」クラブに換えた、
一般から見ると、短いシャフト(クラブ)に換えたことにありそうです。

特に、長いフェアウェイウッドは、全部捨てて、
全部、ユーティリティにしたことは効いていると思っています。

多分、今でも、フェアウェイウッドは振れないじゃないかと思います。
多分、そういうスウィングになってしまっているんじゃないかと・・・。

そして、アイアンと、ユーティリティと、ドライバーでは、
ボールの位置、スタンス時のフェースの位置などが、それぞれ、別にしています。

でも、同じスウィングで結果が出ていますね。
多分、これで「OK」なんじゃないかな。

・・・・・・・・・・

そして、今、「別の武器」を考えています。
ドライバーの変更を考えています。

すでに、以前に購入した「43.5インチ」のドライバーがあるのですが、
購入した当時は、スウィングが全然ダメだったので、
まったく「別物」として、”封印”していました。

今のスウィングなら、使えそうな感じがしていますので、
まずは、練習場で確かめようと思っています。





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